皆さんこんにちは。
本日は「広島大学 vs 岡山大学(工学部対決)」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
中国地方を代表する国立大学・広島大学と岡山大学の工学部を徹底比較します。
どちらも研究水準は高く、甲乙つけがたい名門です。
最終的には「自分が学びたい分野がある大学を選ぶ」ことが最重要となります。
広島大学の工学部は、学科ではなく「類」で学生を募集します。東大方式に近い形です。
■ 第1類:機械・輸送・材料・エネルギー系
ほぼ機械工学の領域で、以下を学べます。
■ 第2類:電気電子システム・情報系
電気電子系+情報系を学べる領域です。
ただし、広島大学は情報工学が工学部から独立し「情報科学部」に分離しています。
情報科学を本格的に学びたい場合はそちらを志望してください。
一方で、第2類でも電気システム情報プログラムとして情報工学の一部は学べます。
「情報工学を工学系として学ぶのか、情報科学部で学ぶのか」を必ず確認しましょう。
■ 第3類:応用化学・生物工学・化学工学系
化学・バイオテクノロジーの領域です。
■ 第4類:建設・環境系
建築と土木の領域。
建築・土木・環境工学に興味がある人向けです。
工学部の4大分野(機械 / 電気電子情報 / 化学・バイオ / 建築・土木)が明確に分かれているため、
高校生の段階で興味の方向性を決める必要があります。
■ 工学特別コース(定員45名)
「まだ分野が決められない!」という人向けの制度。
1年後半から類を選べるため、入学後にじっくり考えられます。
岡山大学工学部は、以下の4つの大きなグループに分かれています。
■ 機械システム系(機械工学)
・機械工学コース
・ロボティックスシステムコース
■ 環境社会基盤系(土木+環境工学)
建築士資格も関係する領域(要確認)。
都市環境創生コース / 環境マネジメントコース。
■ 情報・電気・数理データサイエンス系
電気電子・情報・ネットワーク・データサイエンスが混在した広い領域。
背景として、かつて岡山大学には「環境理工学部」が存在し、 その分野が現在の工学部に統合されています。
■ 科学・生命系
応用化学・生命工学を扱います。
■ 情報工学先進コース(40名)
情報工学コースとは別に設置されており、
高度な情報工学を学びたい人向けです。
教育内容をよく比較して選びましょう。
広島大学・岡山大学ともに工学部としてのレベルが高く、 優劣はつけられません。
しかし、学科構成・学べる領域・情報系の扱いなどに大きな違いがあります。
最終的には、
・自分が研究したい分野 ・どの学科が将来につながるか ・入学後に分野を選べる柔軟性が必要か
を基準に選んでください。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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