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【最新版】早稲田大学 総合型・学校推薦型選抜を徹底解説|受かる人の共通点とは?

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皆さんこんにちは。
本日は「早稲田大学の総合型・学校推薦型選抜」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。

早稲田大学は、都の西北にある日本を代表するトップ私立大学の一つであり、保護者の皆様の時代から憧れの難関校ですが、近年はただでさえ難関だったのがさらに難しくなっています。

その理由は、かつてのような一般選抜や共通テストの点数競争だけで入るのが難しくなっているためで、現在は付属校や指定校推薦などで先に枠を埋めてしまい、残った枠を一般受験生が奪い合うという状況になっているからです。少子化の中でも定員が減っており、昔より入りづらくなっている現状を真剣に理解して取り組む必要があります

また、早稲田大学は創立150周年に向けて「多様な人材を多様な方式で」確保するというビジョンを掲げており、その傾向が年々強まっています。


🧭 多様な人材を取る入試制度と定員

次に、多様な人材を取るための各学部の入試制度と定員について見ていきます。まず、非常に多くの学部にまたがる「地域探求・貢献入試」があり、法、教育、文化構想、文、人間科学、スポーツ科学の各学部で実施され、定員はそれぞれ若干名です。

人間科学部にはこれとは別に「FACT入試」(若干名)があり、文化構想学部には「国際日本文化論プログラム(JculP)」に接続する独自の入試(定員15名)があります。さらに、ボリュームが最も大きいのは国際教養学部の「AO入試」で、定員は100名に設定されています。

続けて、創造理工学部の建築学科で行われる「創生入試(早稲田建築AO)」が25名、社会科学部の「全国自己推薦」が35名、スポーツ科学部の「スポーツ自己推薦」が60名の定員を設けています。スポーツ科学部には他にも、プレイヤー以外の貢献を見る「スポーツサポート歴」による入試(若干名)や「トップアスリート」方式もあります。


⚠️ 「推薦なら簡単」は絶対にNG

注意点として、一般選抜が大変だからといって、「推薦なら書類や面接で簡単に入れる」と考えてはいけません。それぞれの入試で要求される水準は非常に高く、「とりあえず早慶」や「滑り止めに早稲田」という曖昧な考えの人は求められていません。

その学部でどうしても学びたいという明確な「目的意識」を持っている人こそが、挑戦する価値のある人材です。


📝 試験内容のクセと要求水準

具体的な試験内容の例として、地域探求・貢献入試では、1次で書類と「課題レポート」が課されます。このレポートでは、特定地域の課題をどう捉え、どのような行動をとったか、それを早稲田での学びにどう繋げたいかというハイブリッドな内容が求められます。

2次試験の総合試験(論述)では、全国的なデータへの考察問題に加え、「自分が提出したレポートのどの点が評価されたと思うか」「優れている点と不十分な点はどこか」をその場で書かせるという、非常に癖のあるお題が出されることもあります。そして最後に共通テストで一定のスコアが必要です。


🤖 背景にある「AI対策」

こうした試験の背景には「AI対策」があります。生成AIを使えばそれっぽい綺麗事は書けてしまいますが、大学側は「いかにも受かりそうな答えを、もう一歩深く自分の言葉で説明できるか」を要求することで、AIによる代替を先手で防いでいます。そのため、表面的な対策だけでは突破できません

他の学部でも同様の傾向があり、国際教養学部のAO入試では、以前は事前提出だった自己アピールを試験会場で書かせる形式に移行しています。人間科学部のFACT入試でも、非常に細かい実験指示と考察を求めることで、自分の手と頭を動かさないと書けない内容にしています。スポーツ自己推薦でも、自分の実力の客観的な位置付けを言語化する能力が求められます。


🎯 「なぜ早稲田なのか」を言い切る

これら全てのプロセスにおいて、「なぜ早稲田でなければならないのか」、他大学(例えば慶應など)ではダメな理由を明確にし、それにふさわしい自分なりの蓄積があるという自信を持つことが必要です。


🏃 受験生・保護者へのアドバイス

最後に、受験生と保護者へのアドバイスとして、今の早稲田は「どこでもいいから受かった学部に入る」という学生は望んでおらず、大学を深く理解している人を求めています。そのため、8月のオープンキャンパスには必ず行き、大学の本質を理解することが不可欠です。

また、高校や塾に任せきりにせず、家庭内で「何をやりたいのか」「卒業後にどう世界に貢献したいのか」という対話を日常的に行うことが、合格への近道となります。これまでの人生での体験の積み重ね、その集大成をぶつけるつもりで、行動力と深い考察力を磨いて挑戦してください。


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