皆さんこんにちは。
本日は「信州大学の総合型選抜・学校推薦型選抜」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
今回は、信州大学の特徴から、総合型選抜・学校推薦型選抜の枠の広さ、
さらに求められる書類のポイントや大学側の意図まで詳しくお話しします。
信州大学は“ユニークな学部構成と多様な推薦枠を持つ国立大学”です。
まず大学名に注目してください。
富山県なら富山大学、新潟県なら新潟大学ですが、長野県は信州大学です。
これは、長野県の旧国名「信濃(しなの)」の別表現である「信州」からきています。
県庁所在地は長野市ですが、大学本部は松本市にあります。
信州大学は全国でも珍しい“タコ足キャンパス”として知られています。
また、繊維学部は全国の国立大学で唯一という非常に珍しい学部です。
中部・東海・北陸など広い地域から人気が高く、
自然にも恵まれ、理工系の研究力も高い大学です。
■ 総合型選抜(共通テスト不要の1)
■ 総合型選抜(共通テスト必須の2)
総合型は少なめですが、学校推薦型は大幅に枠が増えます。
■ 学校推薦型(共通テスト不要の1)
■ 学校推薦型(共通テスト必須の2)
このように、学校推薦型での募集が非常に多く、
「第1志望の学生に来てほしい」という大学の強い意図が読み取れます。
信州大学は、理系学部を中心に後期日程の定員が多い大学としても有名です。
しかし大学側が本当に欲しいのは、
「信州大学を第1志望とし、特定の学問を学びたいという強い意志を持つ学生」
です。
一般入試では旧帝大・金沢大などに流れる受験生が多いため、
推薦型でしっかり「志望度が高く、適性を持つ学生」を確保したい背景があります。
信州大学の多くの学部で、
志望理由書・自己推薦書(自己PR)
が必須となっています。
■ 教育学部の例
また、自己推薦書では、
などをA4一枚にまとめる必要があります。
こうした書類では、
「第1志望としての強い意志をどれだけ示せるか」
が重要です。
「共通テストなし=簡単」ではありません。
むしろ、
共通テストで勝負できないから受ける人は落とす可能性が高い
というメッセージが読み取れます。
信州大学に限らず、総合型・学校推薦型を受ける際は、
の3つのポリシーを必ず読むことが必要です。
これにより、大学の理念・姿勢・ミッションが見え、
書類作成の方向性も明確になります。
信州大学は、特に推薦枠の拡大からも分かるように、
本気で信州大学を志望する学生
を重視しています。
入学後の学びの姿勢や卒業後のビジョンが明確であることが求められます。
この点を踏まえ、対策を進めていってください。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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