皆さんこんにちは。
本日は「北海道大学の総合型選抜・学校推薦型選抜」について、
メガスタ進路支援室 室長山本さんとともに解説します。
北海道大学では、理系を中心に独自性の強い入試方式を展開しており、
特に「フロンティア入試」が大きな特徴となっています。
北大の総合型・推薦入試は、主に理系学部が中心となっています。
フロンティア入試はタイプ1・タイプ2に分かれています。
どちらの方式でも、学科試験レベルの学力が求められる点が特徴です。
フロンティア入試タイプ1では、以下のような募集があります。
特に水産学部の20名は注目で、比較的大規模な募集となっています。
タイプ2では、理学部の数学・物理・化学などで2桁の募集枠が続きます。
理系分野で幅広い学科が推薦の対象となっているのも北大の特徴です。
北大は、推薦入試で学問への深い理解や意欲を非常に重視しています。
「なんとなくその学科を選んだ」という受験生は通用しません。
実際、地球惑星科学科のガイドブックには、次のような記述があります。
「高校で地学を学ぶ機会が少なく、正しい理解をせずに進学して戸惑うケースが多い。理解した上で積極的に学ぶ意欲を持つ学生を求める」
このように、北大は専門領域への関心・理解・主体性を重視しています。
一般選抜では「点数だけで区分されて入学してしまう」ことが起こりやすく、
本当にその学問を学びたい学生が埋もれてしまうという課題がありました。
そこで北大は、推薦入試では
“その分野に対して強い興味・意欲を持つ人(マニア気質のある人)”
を積極的に求めています。
特に、研究室の内容や教授の研究テーマまで踏み込んで理解する姿勢が重要です。
医学部医学科の自己推薦書の1問目は次の通りです。
「フロンティア入試で求める学生像を踏まえ、あなたの自己アピールを書きなさい」
工学部 応用物理工学コースでも、
「入試の趣旨を踏まえ、志望動機と入学後の抱負を書きなさい」
というように、入試の意図を理解しているかが直接問われます。
保健学科でも社会問題への関心を問う設問があり、
北大が求める“視野の広さと社会性”が出題に反映されています。
まとめると、北大が求めているのは次のような学生です。
「推薦だから楽」という考えは北大では通用しません。
学力+専門分野への深い関心が両方求められる入試です。
北大の推薦入試は、“徹底的に学問を理解した受験生”が評価されます。
必ず以下を行ってください。
学問への“マニアックさ”が武器になる入試です。
【北海道大学(総合型・学校推薦型)】
【北海道大学(一般入試)】
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【総合型・学校推薦型の大学一覧】
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いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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