皆さんこんにちは。
今日は同志社大学の総合型・学校推薦型選抜の特徴と対策についてお話ししていきます。
本日の解説は、大学受験アドバイザーの山内 太地がお届けします。
同志社大学は、いわゆる「関関同立」の一角として知られていますが、
実際には「関西ナンバーワン私立大学」と評されることも多い西日本を代表する名門私大です。
早稲田大学のような活気と、慶應義塾大学のようなスマートさをあわせ持った、
関西・西日本においてほぼ“完成形”ともいえる私立大学と言えるでしょう。
創立者の新島襄は、早稲田の大隈重信、慶應義塾の福澤諭吉と並ぶ歴史上の偉人です。
伝統と理念のしっかりした大学であり、学問に真剣に向き合う学生を求めている大学だと考えてください。
メインキャンパスの一つである今出川キャンパスは、
京都御所のすぐ隣という、京都のど真ん中に位置しています。
文化財にもなっている赤レンガの校舎が立ち並び、
まるでアメリカの伝統ある大学に来たような雰囲気を味わうことができます。
京都駅からも地下鉄でアクセス良好で、
キャンパスの美しさ・立地・ブランドの三拍子がそろった大学です。
関西を代表する進学校出身の学生も多く集まり、
就職面でも関西目線で見れば早慶にまったく遜色のない実績を誇っています。
同志社大学には、総合型選抜(AO・自己推薦)と学校推薦型選抜があり、
学部ごとに実施形態や募集人数が細かく分かれています。
ただし、総合型だけで募集している学部・学科や、
学校推薦型だけで募集している学部・学科もあるなど、
学部によって実施方式がかなり違うのが特徴です。
そのため、同志社大学を志望するみなさんは、
自分の志望学部・学科が「総合型」「学校推薦型」どちらで募集しているのか、
また両方あるのかどうかを、必ず個別に確認する必要があります。
総合型選抜の中でも、たとえば
学校推薦型選抜でも、神学部・文学部・社会福祉系・文化情報系・理工系・グローバル地域文化系など、
さまざまな学部で募集がありますが、いずれも募集人数はかなり少なめです。
よく比較される立命館大学と比べると、同志社大学の総合型・学校推薦型の募集枠は
「圧倒的に少ない」と言ってよいレベルです。
つまり、同志社大学は「総合型選抜で大量に合格者を出す大学」ではありません。
基本的には一般選抜・共通テスト利用でしっかり学力を見たいという大学なのです。
特に文系学部では、
「京都大学は難しいから同志社を第一志望にする」という関西トップクラスの高学力層が集まります。
そうした層を一般選抜や共通テスト利用で確保したいというのが大学側の本音です。
その中で、総合型・学校推薦型で合格を勝ち取るためには、
単に「評定がそこそこ」「部活を頑張った」だけでは足りません。
高い基礎学力+同志社らしい知性や教養、明確な志望理由が求められます。
ただし、だからといって「受けるのをやめましょう」という話ではありません。
一般選抜だけでは届かないかもしれないけれど、同志社で学びたいという強い志望と準備があれば、
狭い枠とはいえチャレンジする価値は十分にある入試方式です。
同志社大学の総合型・学校推薦型では、
志望理由書や自己推薦書、探究活動のレポートなど、
「文章で自分を表現する」タイプの書類が重視されます。
学部ごとに形式や提出物は異なりますが、共通しているのは、
「なぜその学部・学科で学びたいのか」を、
学部の内容と結びつけて、論理的に語れるかどうかというポイントです。
そのための第一歩として、同志社大学のパンフレットや公式サイトを徹底的に読み込みましょう。
同志社の大学案内は、他大学のように写真中心ではなく、
文字情報が非常に多く、読み応えのある内容になっています。
これは、本を読み、文章を読み込み、自分の頭で考え、自分の言葉で書ける人を求めているというメッセージでもあります。
文学部や社会科学系だけでなく、どの学部に進む場合でも、
「文章を読み、考え、書くこと」を厭わない受験生に向いた大学だと言えるでしょう。
「総合型選抜だから、普段の勉強はそこそこでもいいかな……」
と考えてしまう人もいるかもしれませんが、同志社大学ではそれは通用しません。
たとえばスポーツ健康科学部では、
一般選抜・共通テスト利用での入学者が過半数と言われています。
これは「スポーツ系の学部だから勉強はそこそこでOK」という世界ではない、ということです。
同志社大学が求めているのは、
つまり、「一般選抜でも戦えるだけの学力」を土台として持ったうえで、総合型・学校推薦型に挑むというイメージです。
基礎学力をおろそかにした“一発逆転狙い”の推薦とは、そもそも考え方が違う大学だと理解しておきましょう。
同志社大学の総合型・学校推薦型で問われるのは、
単なるテクニックではなく「知性」と「教養」です。
具体的には、次のような力が求められます。
こうした力は、一夜漬けのテクニックでは身につきません。
日々の読書・授業・探究活動・部活動の中で、
「なぜ?」「どうして?」と考え続けることで少しずつ育っていきます。
まずは、同志社大学や志望学部が発信している情報(パンフレット・Webサイト・講演など)に、
真剣に向き合ってみてください。
「自分は同志社で学ぶにふさわしいか」を問い続けること自体が、すでに受験対策の第一歩になっています。
同志社大学の名前を聞くと、
「きっとライバルだらけで、自分なんて太刀打ちできない……」と感じてしまう人も多いでしょう。
しかし実際には、
関西の有名進学校の多くは、国公立大学や一般選抜を優先していて、
同志社の総合型・学校推薦型を受けない層もかなりいると言われています。
つまり、表面的な「募集人数の少なさ」だけを見るとビビってしまいますが、
本気で準備している受験生にとっては、実は大きなチャンスが残されているとも言えるのです。
マラソンにたとえるなら、
周りのランナーばかりを気にするのではなく、
「自分の走り」に集中できる人にチャンスが開かれている入試方式です。
こうした受験生にとって、同志社大学の総合型・学校推薦型は、
たとえ枠が少なくても挑戦する価値の高い入試です。
「学ぶ姿勢」「基礎学力」「志望理由」「探究心」をバランスよく鍛えながら、
同志社大学での4年間を具体的にイメージして準備を進めていきましょう。
大学受験で志望校に合格したいという方へ。
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いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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