皆さんこんにちは。
今日は千葉大学医学部と横浜市立大学医学部の違いと選び方についてお話ししていきます。
本日の解説は大学受験アドバイザーの山内 太地がお届けします。
今回は、東京在住の高校生からのご質問です。
「千葉大学医学部と横浜市立大学医学部で悩んでいる。どちらがおすすめですか？」という内容です。
結論から言うと、一般的には千葉大学医学部を選ぶ人が多いと思います。
ただし、横浜市立大学医学部も名門中の名門であり、勝ち負けや優劣をつける話ではありません。
医学部の世界には、どうしても大学ごとの「歴史」と「伝統」による序列のようなものがあります。
もちろん、患者さんに接する臨床医としては、
出身大学によって人間として偉い・偉くないという話では全くありません。
しかし、大学医学部同士の世界では、
といった要素から、「古くからある国立医学部」ほど高く評価される傾向があります。
千葉大学医学部は、まさにその「歴史と実績のある国立医学部」の一つとして知られています。
千葉大学医学部は、国立大学としてのブランドに加え、
歴史・伝統・研究実績・卒業生ネットワークの面で高い評価を受けています。
特に、医師同士の世界や、大学病院・研究機関でのキャリアを考えると、
「古くからある国立医学部」であることが有利に働く場面もあります。
そのため、同じ首都圏の医学部で迷った場合、
「一般的な傾向」としては千葉大学医学部を勧める人が多いというわけです。
ここで大事なのは、横浜市立大学医学部も間違いなく名門であるという点です。
横浜市立大学医学部も、長年にわたって医師を輩出してきた歴史ある公立大学の医学部であり、
教育・研究・臨床のいずれの面でも高い評価を得ています。
ですので、「千葉大が良い＝横市が悪い」という意味では全くありません。
あくまで「どちらか一方を選ばなければならない」という前提で、
医師・医学部関係者の多くが千葉大を推すことが多い、という話です。
最終的に大事なのは、あなたがどんな医師になりたいかと、
その目標にどちらの環境がより合っているかです。
こうしたポイントは、オープンキャンパスや見学・説明会を通じて、
自分の目で確かめることがとても大切です。
医学部には確かに「序列」のようなものが存在しますが、
それに振り回されすぎてほしくはありません。
大切なのは、入学後に
を持てるかどうかです。
千葉大学医学部を選んでも、横浜市立大学医学部を選んでも、
あなた自身が努力を続ければ、十分に立派なお医者さんになれます。
医学部受験は、どこの大学を選んでも簡単ではない南関レベルです。
その中で千葉大学医学部と横浜市立大学医学部のどちらにも合格できそうな位置にいるというのは、
それだけでも相当な実力の証です。
「一般的には千葉大がやや優位と見られがち」という傾向を踏まえたうえで、
最終的には
をしっかり考えて、自分で決めたと言える選択をしてほしいと思います。
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