皆さんこんにちは。
本日は「筑波大学の総合型選抜・推薦入試で本当に重要なポイント」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
筑波大学は、一般的な大学とは少し違う、
非常にユニークで自由度の高い国立総合大学です。
正しく理解して対策できれば、
推薦・総合型で十分にチャンスがある大学でもあります。
筑波大学は、「学部」ではなく「学群・学類」という独自の構成を採用しています。
名称が違うだけで、
医学部・文学部などと教育制度が根本的に異なるわけではありません。
志望分野は、通常の大学と同じ感覚で考えて大丈夫です。
学群は、人文・社会・理工・情報・生命環境・医学に加え、
体育専門学群・芸術専門学群まで網羅しています。
これは旧帝大ですら持っていない構成で、
「日本で最も完璧に近い総合大学」と言える存在です。
他学群の科目も自由に履修できるなど、
学問の横断性・柔軟性が非常に高い点も大きな魅力です。
筑波大学の大きな特徴は、
推薦入試・総合型選抜の定員が非常に多いことです。
例えば東京大学では、新入生約3,000人のうち推薦枠は100人程度ですが、
筑波大学は学群ごとにしっかり推薦枠を設けています。
これは大学側が、
「高校生に積極的に推薦で挑戦してほしい」
という明確なメッセージを出していると考えてください。
筑波大学の総合型選抜では、
共通テストを課さない学群が多いのも特徴です。
ただし、これは「共通テスト対策が不要」という意味ではありません。
国立大学を目指す以上、
6教科の基礎学力は必須です。
一般選抜でも合格できる学力を、高1・高2のうちに身につけておくべきです。
例えば医学群のように共通テストを課さない形式でも、
実質的には高得点が取れるレベルの学力が求められます。
「面接と小論文だけで入れる」という甘い考えでは、
まず通用しません。
筑波大学の志望理由書で問われるのは、
「なぜ他大学ではなく筑波なのか」です。
特に看護・医学・情報・生命環境・人間学(教育)など、
他大学にもある分野では、理由の質が厳しく見られます。
よくあるNG例は、
「幅広く学べるから」という理由。
これはほぼ全受験生が使うため、評価されません。
阪大・一橋などの上位大学とも比較し、
筑波にしかない研究・教授・研究所連携を
具体的に示す必要があります。
筑波大学が求めているのは、
「将来、研究者・大学教授になる素質がある人」です。
テストができるだけでは足りません。
高校時代の探究活動、研究発表、オリンピックなどを通じて、
自ら問いを立て、研究する力を示すことが重要です。
また、自分の活動を並べるだけの「自慢大会」ではなく、
大学の研究とどうつながるのかを
論理的に説明する必要があります。
自己PRで最も危険なのは、
自分を過大評価してしまうことです。
学問のインターハイ的な全国イベントや、
筑波大学主催のプログラムなどに参加し、
全国レベルでの自分の立ち位置を確認してください。
また、親や学校の先生ではなく、
外部の第三者から厳しい評価を受けることも、
合格への重要なステップです。
筑波大学は、
推薦枠が多くチャンスのある国立大学ですが、
決して簡単ではありません。
① 一般入試を見据えた高い学力
② 研究者としての素質を示す実績
③ 筑波でなければならない質の高い志望理由
この3点を徹底できた人だけが、
筑波大学の総合型・推薦入試を突破できます。
総合型・学校推薦型入試の大学情報はこちらから確認できます↓
【総合型・学校推薦型の大学一覧】
【一般入試の大学一覧】
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