皆さんこんにちは。
本日は「とりあえずMARCH志望の人こそ、国立大学を併願しよう」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
「MARCH志望ですが、成成明 日東のどこを併願すればいいですか?」という相談をよく受けます。
もちろんMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)を目指すのは大賛成です。
しかし併願校を探す段階で、多くの受験生が“見落としている選択肢”があります。
「少し難しいかな」と思ったとき、成成明学・武蔵・学習院、あるいは日東駒専を併願先に考えがちです。
もちろんそれも良いのですが、実はもっと大きなチャンスが存在します。
それが、国立大学の“共通テストを課さない推薦”です。
MARCHや日東駒専を一般入試で受けるよりも、むしろ挑戦しやすいケースがあるのです。
たとえば次の大学には、共通テスト不要の推薦があります。
お茶の水女子大学 / 東京大学(※外大系) / 東京学芸大学 / 電気通信大学
筑波大学 / 横浜国立大学 / 横浜市立大学 / 千葉大学 など。
MARCHや日東駒専を一般で受けるより、推薦の仕組みを使って国立大に挑戦する方が合う人も多いのです。
あなたが偏差値60前後の高校に通っているなら、十分に射程圏内に入っています。
多くの高校では、国立志望が少ない理由が単純で、
「6教科8科目の勉強が大変だから」です。
その結果、コスパの良いMARCHに流れやすくなります。
しかしあなた個人が、探究を頑張り興味関心がはっきりしているなら、
共通テストなし推薦で国立大を受験する道が開けます。
「MARCHを目指す人=国立は無理」ではありません。むしろ真逆です。
保護者世代では、「どこか受けてダメならその下のランクへ」という進路観が主流でした。
しかし今の入試制度は大きく変わっています。
大学受験はスポーツの入れ替え戦のようなものです。
偏差値57の県立高校からでも、探究を頑張れば横浜国立大学・筑波大学に挑戦できます。
入試方式が多様化した今、横移動ではなく縦にランクアップできるチャンスがあるのです。
大学受験は、一般入試だけでなく推薦・総合型選抜が当たり前になりました。
指定校推薦や付属校ルートで多くの枠が埋まり、点数競争だけでは勝負が難しい時代です。
だからこそ、自分の個性を磨き、探究活動で実績を作ることが重要になります。
志望校のイベントに行き、大学で学びたい理由を深めていくと、見える世界が変わります。
医学部志望なら全国どこへでも行くのと同じで、
理系・農学系・薬学系なら地方の国立大学にも優れた大学がたくさんあります。
「とりあえずMARCH」でも構いませんが、大学選択の幅はもっと広げられます。
自信を持って挑戦すれば、何かが起きる——それが今の大学受験です。
全員が国立に入れると言うわけではありません。
しかし、あなたには挑戦する価値が確実にあることを知ってほしいのです。
首都圏の国立大学、地方の国立大学、いずれも選択肢は豊富です。
あなたの努力が必ず活きる場所があるはずです。
ぜひ視野を広げて、国立大学への扉を叩いてみてください。
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いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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