皆さんこんにちは。
本日は「地方国立大学のダメな志望動機をつぶす」というテーマで、
大学受験アドバイザー山内 太地がお話しします。
この動画は、地方の公立高校に通っていて、地元の国立大学を総合型選抜や学校推薦型選抜で受験しようとしている皆さんを対象にしています。
ありがちな「ダメな志望動機」のパターンをつぶしていきますので、ぜひ参考にしてください。
まず多いのが、大学をほめるだけで終わってしまう志望動機です。これは本当にたくさん見ます。
たとえば石川県の金沢大学を例にしましょう。
石川・富山・福井など北陸の高校生で、金沢大学を志望する人は多いですよね。
金沢大学 人間社会学域 国際学類を志望する場合、よくある志望理由はこうです。
「私は国際社会への洞察力を持ち、異文化とのしなやかな共生を実現できる真の国際人の養成という理念に共感したため、金沢大学 人間社会学域 国際学類を志望します。」
一見きれいな言葉ですが、これではダメです。なぜなら、大学の公式ホームページに書いてあるフレーズをそのままコピペしているだけだからです。
それは大学をほめているだけであって、あなた自身の志望動機にはなっていません。
正直に言うと、多くの高校生はまだ大学の専門的な教育・研究の奥深さを十分理解できていません。
だからこそ、パンフレットに載っている美しい理念の言葉に心をつかまれやすいのです。
しかし、それだけでは「金沢大学でなければいけない理由」にはなりません。
石川県に生まれたから金沢大学、岡山県なら岡山大学のグローバル・ディスカバリー・プログラム、広島県なら広島大学 総合科学部 国際共創学科――。
極端に言えば、“自分の県で一番の国立大だから選んでいるだけ”と思われても仕方がないのです。
本気で金沢大学の国際学類に行きたいなら、他大学もしっかり調べる必要があります。
たとえば、
こうした大学のカリキュラムポリシーや学びの内容を読み込み、
それらと比較したうえで「それでも金沢大学で学びたい理由」を言えなければなりません。
「金沢大学なら自分でも合格できそうだから」という本音が透けて見えると、面接官にはすぐ見抜かれます。
大学のパンフレットやホームページに書かれているきれいな言葉は、
あくまで大学側のPRです。それをそのまま話しても、あなた自身の志望動機にはなりません。
大切なのは、
こうしたことを踏まえて、「だからこそ、この大学・この学科で学びたい」と自分の言葉で語ることです。
ここまで聞けば、もう何をすべきかはわかるはずです。
志望動機は誰かの文章のコピーではなく、あなた自身が考え抜いた言葉でなければなりません。
あなたは名門高校に通っているかもしれませんし、基礎学力も高いでしょう。
だからこそ、「自分で考えること」から逃げないでほしいのです。
自分の頭で考え、心から納得できる志望動機をつくれば、その言葉は必ず相手の心に届きます。
ぜひ合格を勝ち取ってください。応援しています。
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