皆さんこんにちは。
大学受験アドバイザー山内太地です。
本日は、「面白い地方国公立大学 理系学部」というテーマでお話しします。
首都圏や関西に住んでいると、家の近くに有名で便利な私立大学がたくさんあるため、なかなか地方国公立大学を選ばなくなります。
ただ、特に理系に関しては、地方国公立にしかない強烈な個性と研究力を持った大学が数多く存在します。
理系だけでも、ぜひ一度「地方国公立」という選択肢を冷静に検討してみてほしいと思います。
まず紹介したいのが、信州大学 繊維学部です。
実はこの「繊維学部」、日本で唯一の学部です。中身は大きく見れば工学部で、機械・電気電子・応用化学・バイオテクノロジーまで幅広く学べます。
場所は長野県上田市。東京から新幹線で約1時間とアクセスも悪くありません。難易度も国公立理工系の中で極端に高すぎるわけではなく、研究内容がとにかくユニークな大学です。
首都圏・関西の受験生にもぜひ検討してほしい大学として、三重大学・富山大学・岐阜大学・静岡大学があります。
また、普通科出身でも進学できることで有名なのが、豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学です。どちらも企業からの評価が非常に高い大学です。
調べてみると、「え、こんなに面白い大学だったの?」と驚くはずです。
例えば愛媛大学は、柑橘類の研究をはじめとする農学分野が非常に強く、水産・理学の生物系もハイレベルです。
兵庫県立大学は、理学部・工学部ともに国立に負けない研究実績を持っています。
茨城大学工学部(日立市)、山形大学工学部(米沢市・有機EL研究)、山口大学工学部(宇部市)など、学部だけ別の町にある大学は、実は「その地域に根付いた伝統研究」がある証拠です。
群馬大学は理工学部が前橋ではなく桐生市にありますが、これは工学分野に特化した強みがあるからです。
福井大学、鹿児島大学、そして秋田大学の国際資源学部なども、都会では学べない分野を専門的に学べます。
理系分野においては、このように地方国公立には唯一無二の学部・研究が山ほど存在しています。
理工系であれば、これらの地方国公立大学からでも、東京の一流企業に就職することは十分可能です。本当に可能です。
大切なのは、「どこに住むか」より「何を学ぶか」です。
ぜひ一人でも多くの方に、地方国公立大学 理工系という選択肢を前向きに検討してもらえたらと思います。
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