皆さんこんにちは。
本日は「国際教養大学の総合型選抜・学校推薦型選抜で求められる力」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
秋田県秋田市にある国際教養大学(AIU)は、地方の小さな大学と思われがちですが、
受験の世界では国内屈指の難関・国際系大学として知られています。
「英語が得意だから」「留学したいから」だけで選ぶとミスマッチも起こりやすい大学なので、
どんな特徴があって、入試で何を見られているのかを一緒に整理していきましょう。
国際教養大学は、ほぼ全ての授業が英語で行われ、
1年間の海外留学が必須、1年生は全寮制という、
日本の大学の中でもかなり特殊な環境を持つリベラルアーツ大学です。
キャンパスは秋田県にありますが、全国から意欲の高い学生が集まり、
少人数・対話型の授業で「徹底的に考え、議論し、表現する力」を鍛えていきます。
その結果として、製造業をはじめとする大手企業への就職実績が非常に強いことも特徴です。
名前に「国際」と付き、授業も英語で行われるため、
「英語さえ得意なら向いている大学」と誤解されることが多いのですが、
国際教養大学の本質はリベラルアーツ(教養教育)にあります。
具体的には、
つまり、「英語ができるから国際教養」ではなく、
「教養と専門性を英語で学ぶから国際教養」というイメージを持ってほしいのです。
この本質を理解していないと、入試の志望理由や自己アピールでズレが生じてしまいます。
国際教養大学の総合型選抜・学校推薦型選抜では、
複数の入試方式が用意されています。
1つの大学・1学部としては、
総合型・推薦でかなり多くの人数を募集している大学だと言えます。
このほか、総合型選抜Ⅱやギャップイヤー入試(9月入学)などもありますが、
ここでは代表的な方式に絞ってお話ししました。
また、総合型選抜・学校推薦型選抜では、
が課され、共通テストは原則課されません。
その分、書類と面接・小論文で「どれだけ自分を表現できるか」が重要になります。
自己アピール書では、かなり細かくテーマが分かれています。
これだけ幅広いテーマを書かせるのは、
「点数だけ取れる受験生」ではなく
自分の言葉で考えを語れる受験生を求めているからです。
国際教養大学に入ると、
少人数の授業で英語によるディスカッションやプレゼンが当たり前になります。
そのため、黙って授業を聞くだけのスタイルを想定している受験生は、
総合型・学校推薦型選抜ではなかなか評価されにくいと考えてください。
国際教養大学を志望する受験生の志望理由で、
実は落とし穴になりやすいパターンがいくつかあります。
◆ やってはいけない志望理由の例
これらは、大学の良さを褒めているだけで、自分の強みや将来像が見えない志望理由です。
「大学を褒める自己PR」だけで終わると、かなり不利だと思ってください。
◆ 意識すべき志望理由の構成
この4つを1本のストーリーとしてつなぐことが、
国際教養大学の志望理由では特に大切になります。
自己アピール書の最初のテーマは、いきなり「将来の計画」です。
ここでは、
までかなり具体的に書くことが求められます。
このとき注意したいのは、
「国連職員になりたい」「航空業界・ホテル業界で働きたい」といった、
よくある国際系のイメージだけで終わらせないことです。
国際教養大学は、実際には製造業・金融・商社などのビジネス分野にも卒業生を多く輩出しています。
「国際教養を生かせる仕事」=サービス業だけではありません。
就職実績や企業の仕事内容もよく調べたうえで、
自分なりのリアルなキャリアプランを描いてほしいと思います。
国際教養大学の総合型選抜・学校推薦型選抜で合格を目指すなら、
この流れを意識して、自己アピール書・志望理由・面接・英語小論文を準備していきましょう。
しっかりと準備をすれば、国際教養大学は皆さんの将来を大きく広げてくれる大学になります。
大学受験で志望校に合格したいという方へ。
国際教養大学の総合型・学校推薦型・一般入試の大学情報はこちらから確認できます↓
【国際教養大学(総合型・学校推薦型)】
【国際教養大学(一般入試)】
総合型・学校推薦型・一般入試の大学情報はこちらから確認できます↓
【総合型・学校推薦型の大学一覧】
【一般入試の大学一覧】
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。