皆さんこんにちは。
本日は「同志社より立命館に行け、という話」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
最初に言っておきます。
同志社は良い大学です。 偏差値、就職実績、ブランド、どれを取っても評価が高い。
ここに異論はありません。
その上で今日は、立命館大学を選んだほうがいいケースもある、という話をしたいと思います。
同志社関係者の方、どうか怒らないでください。
立命館大学は、科研費(科学研究費補助金)の採択額が、
過去最高の14億円を突破し、西日本の私立大学で1位になったと発表しています。
これはつまり、研究分野においては西日本トップクラスの領域が実在する、ということです。
偏差値やブランドの話ではなく、
「研究したいことが明確にある人」にとっては、立命館を選ぶ合理性が十分にあります。
具体的な分野別ランキングを見ると、立命館の強さがはっきりします。
社会学分野:全国2位(1位:東大、3位:早稲田)
→ 立命館の産業社会学部は全国トップレベルです。
地理学・文化人類学・民族学:3位
文学・言語学:4位
政治学:4位(同志社は5位)
経済学・経営学:7位
思想・芸術:8位
心理学:8位
歴史学・考古学・博物館学:9位
法学:9位
分野によっては、同志社よりも立命館の方が研究水準が高いケースがはっきり存在します。
どうしても私たちは、
偏差値・受験難易度・ブランドイメージ・就職ランキングで大学を見てしまいます。
それ自体が悪いとは思いません。
でも、序列で勝った負けたを論じるのは、もうやめてもいい。
大学は、黙って授業を聞きに行く場所ではありません。
研究しに行く場所です。
だったら、研究レベルが高く、環境が整っている大学を選ぶという発想が、
もっとあっていいはずです。
科研費の金額だけで全てが決まるわけではありません。
大事なのは、
どの学部で
どんな先生が
どんな研究をしているのか
そこまで見て初めて、大学選びは意味を持ちます。
建物が綺麗、学食が美味しい、街がおしゃれ。
それもいいですが、本質ではありません。
同志社も、立命館も、どちらも優れた大学です。
ただし、研究したい分野によっては、立命館を選ぶ方が正解な場合が確実にあります。
大学は教育と研究で選ぶ。
その視点を、受験生・保護者・塾・高校・メディア、
そして私たち全員が持つ必要があります。
外からのイメージに流されず、自分が本当に研究したいことで大学を選んでください。
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