皆さんこんにちは。
本日は「医学部ってどこが偉いの?」という疑問について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
医学部、もちろん医師という仕事は社会にとって非常に重要で、目指している人はぜひ本気で頑張ってください。受験の世界でも最難関であることは事実ですし、どこの医学部も入試は大変です。
また、偏差値の序列が存在するのも事実です。ただし今日は、「どこが偉い・偉くない」という話は一切しません。あくまで国立大学に限定して、医学部がどういう成り立ちをしてきたのか、その全体像を整理していきます。
そもそも、医師を養成する大学というのは、他の学部と比べても圧倒的に数が少ないんですね。
戦前に存在していたのが、いわゆる旧帝国大学の医学部です。東京大学、北海道大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、九州大学、東北大学といった大学ですね。
これらの大学は、今でも日本の医学研究・医療教育の中核を担っています。
次に登場するのが、旧制六医科大学、いわゆる旧六医です。
千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、熊本大学、長崎大学。この6大学は、戦前から医学部を持ち、現在でも互いに協力関係を築いています。
帝大に次ぐ伝統ある医学部として、長年多くの優れた医師を輩出してきました。
さらに、終戦間際には官立医学専門学校として設立された大学があります。これが新八医です。
東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)、弘前大学、群馬大学、信州大学、鳥取大学、徳島大学、広島大学、鹿児島大学が該当します。
これらの大学も、それぞれ得意分野を持つ医学部の名門であり、戦前までに設立された国立医学部として高い評価を受けています。
では、それ以外の県にある医学部はどうやってできたのか。
1970年代、医師不足を背景に「一県一医大政策」が進められ、全国47都道府県に医学部を設置する方針が取られました。
ただし、岩手県や栃木県のように私立医学部のみの県、福島県や和歌山県のように公立医学部の県もあり、すべてが国立というわけではありません。
それでも多くの県に国立医学部が設置され、医療体制の底上げが図られました。
ここで誤解しないでほしいのですが、どちらが偉いという話ではありません。
ただ歴史的経緯として、古くからある医学部に研究リソースが集まりやすいという傾向は事実としてあります。
また、長年にわたって優れた医師を輩出してきたという実績の蓄積があるのも、伝統校の特徴です。
最終的にどの医学部を目指すかは、人によって違います。
学力的に可能であれば、できるだけ難関を目指すという考え方もありますし、「この分野を学びたいから、この大学」という選び方もあります。
いずれにせよ、医学部受験は非常に厳しい世界です。それでも本気で医師になりたいという人を、僕たちは心から応援しています。
覚悟を持って、最後まで頑張ってください。
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