皆さんこんにちは。
本日は「愛知大学の総合型選抜・学校推薦型選抜」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
愛知大学は、東海エリアで非常に存在感のある総合大学です。
総合型選抜・学校推薦型選抜でも多くの学部で大きな募集枠が設けられており、受験生にとって重要な選択肢になります。
愛知大学は、名古屋において南山大学に次ぐポジションを持つ文系総合大学です。
主に愛知・岐阜・三重・静岡中部の受験生が志望し、全国から集まるタイプの大学とは少し異なります。
また、愛知県は国公立大学志向が非常に強い地域で、
進学校の多くが「一般入試が基本」という価値観を持っています。
その反動で、愛知大学の総合型・学校推薦型が“穴場”になっている側面があります。
一般入試だけで勝負せず、推薦も上手く活用することが重要です。
愛知大学の特徴として、募集定員より多く合格を出す傾向があります。
例えば2023年度の法学部:
・専願 7名 → 合格22名
・併願 20名 → 合格75名
と、かなり大きく上回っています。
募集人数だけを見て諦めるのは早いということです。
合格者数まで必ず確認し、積極的にチャレンジしてください。
愛知大学の学校推薦型では、調査書+学科試験(英語・国語)+面接が基本になります。
一般入試ほどの難問は出ませんが、基礎学力をしっかり問う入試である点に注意してください。
“推薦なら学力が問われない”と考えると痛い目に遭います。
愛知大学が重視しているのは、公務員・教員・金融・製造業などへの就職で評価される基礎学力です。
つまり、企業や役所からの信用を維持するため、推薦でも学力が高い学生が欲しいという意図があります。
現代中国学部、国際コミュニケーション学部、地域政策学部などでは、
志望理由書・プレゼンテーションが重視されるタイプの総合型選抜が行われています。
特に現代中国学部は「志望理由書にお題がない」形式が特徴です。
これは、“志望理由が自然と湧き上がってくる人だけ来てほしい”というメッセージです。
中国文化・歴史・ビジネスへの関心、留学への意欲など、
自分の中に明確な動機がある人向けの入試です。
志望理由書を書く際は、
アドミッションポリシーと入試の趣旨を必ず参照し、
大学が求める人物像に沿って内容を組み立ててください。
愛知大学は、総合型・推薦型でも学力を重視する大学です。
しかし、地域の価値観により受験者が少ない学部・方式も多く、
受験戦略として非常に狙い目と言えます。
一般入試を本命にしつつ、複数の入試方式でチャンスを広げてください。
総合型・学校推薦型・一般入試の大学情報はこちらから確認できます↓
【総合型・学校推薦型の大学一覧】
【一般入試の大学一覧】
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。