皆さんこんにちは。
本日は「共通テストは満点を取らなくてよい」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
国公立大学を目指して勉強している皆さんにとって、
大きな山場はやはり大学入学共通テストだと思います。
しかし私から見ると、多くの受験生が
抱かなくていい不安を抱えています。
それが「満点を取らなければいけない」という思い込みです。
共通テストは、全員が高得点を取れないように作られています。
もし全員が高得点を取ってしまえば、
誰が上位大学の二次試験に進むか判断できません。
つまり、共通テストは差をつけるための試験であり、
満点を取る必要はまったくありません。
東京大学ですら満点でないと受からないわけではありません。 大事なのは合格ラインを超えることです。
自分の志望校が共通テストで何割必要なのか。 これは過去1年分のデータを見れば分かります。
皆さん全員が東大・京大を目指しているわけではありません。
地方国立や新設公立大学など、難易度は幅広く存在します。
だからこそ、必要以上に共通テストで高得点を取ろうとせず、 まず足切りを突破するラインを目指してください。
もちろん二次試験対策も重要です。 共通テスト“だけ”に縛られる必要はありません。
多くの受験生はもともと優秀で、高校でもテストで満点を目指してきました。 しかしそれは、先生が「授業で教えたこと」を中心に出題してくれるから成立するのです。
しかし模試や共通テストは違います。
作問者は皆さんの顔を知りません。
求めているのは基礎学力であり、
満点ではなく“差をつけるための点数”です。
点数が低すぎればもちろん志望校は厳しいですが、 大学が求めるラインに到達していれば十分です。
共通テストは毎年何十万人も受けますが、
その中には大学入試で使わない人も大量にいます。
中堅高校では、
「せっかく勉強してきたから記念受験だけしよう」
という生徒も多く受験します。
つまり、皆さんが相手にしているのは
本気で国公立を目指している層だけです。
大切なのは、あなたがこれまで身につけてきた力を、 しっかり本番で出し切ることです。
共通テストは満点を取る試験ではありません。 合格に必要な点を確実に取れば十分です。
精神的な負担を軽くして、目の前の勉強に集中していきましょう。 応援しています。
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いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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