皆さんこんにちは。
本日は「文系でも“ユニークな仕事”に直結しやすい大学・学部」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
文学部・経済学部・法学部といった文系学部は、「卒業後にどんな仕事に就くのかが分かりにくい」と感じる人も多いと思います。
一方で、看護・教育・建築などは進路がイメージしやすいですよね。
そこで今回は、文系だけど、特定の仕事に結びつきやすいという意味で、かなりユニークな大学・学部を紹介します。
まず紹介したいのが、桜美林大学 航空・マネジメント系の学群です。
ここには、航空業界に進むことを前提とした学びが用意されています。
航空管制、航空機管理、空港マネジメントなど、航空業界を支える多様な職種を体系的に学べるのが特徴です。
パイロット養成はやや特殊ですが、それ以外にもCAやグランドスタッフ、航空関連ビジネスまで幅広く学べる。
文系でここまで業界特化している学部は、かなり珍しいです。
次は関東学院大学 法学部の中にある、地域創生・地域安全系のコースです。
ここは、警察官・消防士・海上保安官を視野に入れたカリキュラムが組まれています。
防災・復興論、警察・消防の理論と実践など、かなり実務寄りの授業が多い。
特に注目なのが、海上保安官を学問として学べる点です。
全員がなれるわけではありませんが、「普通の4年制大学から目指したい」という人には、進学先として検討する価値があります。
これは本当にユニークです。
大阪工業大学 知的財産学部は、日本でここだけ。
特許、意匠、商標、著作権、ブランドなど、知的財産の専門家を育成する文系学部です。
大学として弁理士養成を掲げ、専門職大学院まで用意されており、大学院進学率は文系最高水準。
特許・ブランド・著作権に強い文系人材になりたい人には、かなり面白い選択肢です。
大正大学 表現学部も、仕事との結びつきが見えやすい学部です。
作家、編集者、放送・映像、アート、演劇、映画、ダンス、漫画、アニメなど、表現・クリエイティブ分野を大学の授業で学べます。
全員がその職業に就けるわけではありませんが、大学で本格的に触れられるというのは大きな価値です。
日本大学芸術学部の併願校として検討されることも多いですね。
最後はインパクト大です。
西日本短期大学 メディアプロモーション学科。
ここはなんと、アイドル・タレント養成を掲げている学科です。
ボーカル、演劇、アナウンスに加え、芸能プロダクションのオーディション対策まで行う。
専門学校ではなく、短大として設置されているのが特徴です。
主に九州エリアの人向けですが、本気で芸能を目指す人には面白い進学先だと思います。
紹介した大学・学部は、どれも文系でも仕事のイメージがしやすい進学先です。
実際になれるかどうかはあなた次第ですが、可能性が用意されている環境を選ぶことはできます。
ぜひ、自分の興味と照らし合わせながら進学先を検討してみてください。
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