皆さんこんにちは。
本日は「探求学習はそのまま総合型選抜・学校推薦型選抜に使えるのか?」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
結論から言うと、探求学習は入試で十分に活用できます。
しかし “そのまま出せば合格に繋がる” というわけではありません。
あなたが高校で取り組んできた探求テーマと、入りたい大学・学部の学問分野が
全く関係ない場合、評価につながりにくいことがあります。
つまり「探求=料理の材料」であって、そのままでは完成品になっていないということです。
探求で努力してきたこと自体は素晴らしいものです。
しかし入試で評価されるには、志望学部の学問内容とどう関係しているのかを説明する必要があります。
大学側が求めているのは、あなたが用意した“完成した料理”。
つまり、探求テーマと学びたい分野をしっかり関連づけた理由やストーリーです。
例えば、「珍しい昆虫を調べた」という探求をしていても、
そのまま昆虫研究ができる大学ばかりとは限りません。
“自分は何を学びたいのか”とつなげる翻訳作業が必要です。
スポーツで全国大会に出場した人が、経済学部志望だとします。
そのままでは「関係ないよね?」と言われてしまいますよね。
しかし、スポーツビジネスを学びたい、スポーツと経済の関係に興味がある――など、
“ワンクッション置いてつなげる”ことで評価される材料になります。
探求学習もこれと全く同じです。
関係づける工夫次第で、一気に説得力が増します。
本当は、志望大学・志望学部を先に決め、それに沿った探求をするのが理想です。
しかし、すでに学年が進んでいて探求テーマを変えられない人も多いですよね。
その場合は、探求内容と学びたい分野を自分で関連付ける作業が必要です。
これが“翻訳”であり、“料理”を仕上げる工程です。
このひと手間を加えることで、大学側が期待する“納得感のある志望理由”になります。
探求の努力は必ず評価されます。
あとは大学に伝わる形に整えるだけです。
探求学習は総合型選抜・学校推薦型選抜に活用できます。
ただし、志望学部の学問とどうつながるのかを説明することが不可欠です。
その“つなげ方”さえ工夫できれば、あなたの探求経験は強力なアピール材料になります。
自信を持って挑戦してください。
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