皆さんこんにちは。
本日は「行きたい大学が1校しかなく、滑り止めなしの1本勝負はアリか?」という悩みについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
結論から言います。
僕は反対派です。
特定の大学に惚れ込んで、
「他は一切考えられない」という人がいることも、
併願校を勧めても聞き入れないことも、正直よく分かります。
なので、無理に説得はしません。
ただし、これだけは必ず準備してください。
もし不合格だったら、どうしますか?
・浪人するのか
・同じ分野が学べる他大学へ進学するのか
・別の進路を選ぶのか
これは、
親や先生に必ず聞かれる質問です。
そのときに何も答えられない状態で、
「1校しか受けない」と言っているなら、
それは覚悟ではなく準備不足です。
地方などでよく見かけるのが、
・高ランク大学1校にだけ挑戦
・不合格
・いきなり専門学校へ進学
・「ダメなら就職・公務員でいい」
という流れです。
それを見て思うのは、
「国立大学に入りたい」という夢は、その程度だったのか
ということです。
実際には、
挑戦しやすい公立大学や、
その分野に力を入れている私立大学など、
選択肢は必ず存在します。
それらを一切検討しないのは、
正直に言って考えが浅いと言わざるを得ません。
例えば東京の高校生を見てください。
・東大がダメなら早稲田・慶應
・早慶が厳しければMARCH
・MARCHがダメなら日東駒専
このように、
大学の序列に沿って必ずリスクヘッジしています。
難関校を1校しか受けない人は、
意志が強いというより、あまり考えていない人です。
その大学が好きなだけで、
学問そのものが好きではないのではないか、
と感じることもあります。
もし本当に経済学や物理学が好きなら、
「他にも学べる大学がある」ことに気づくはずです。
大学教授の中には、
必ずしも憧れの大学に入れたわけではなく、
・別の大学で研究を続け
・大学名にとらわれず成果を出し
・結果として教授になった
という人がたくさんいます。
学問は大学名ではありません。
1校だけに絞る「1校主義者」は、
成功すれば良いですが、
夢破れる人も非常に多いです。
浪人しても、
必ず合格できる保証はありません。
人生や仕事では、
「起きてほしくないこと」は必ず起きます。
日本人はそれを考えないようにする癖がありますが、
受験でも同じことをしてしまいます。
受験は、
最後に必ず勝てるサッカー漫画やヒーロー漫画の世界ではありません。
本当に第1志望に行きたいなら、ダメだった時の備えを考える。
それが大人の判断です。
この話を聞いて、
「うざい」と感じるなら、
無視して1本勝負をしても構いません。
ただ、
普通は併願校を考えます。
学問が好きなら、
学べる場所は1つではありません。
どうか、
大学名ではなく学問を軸に、
現実的な戦略を持った受験をしてください。
以上が、私の考えです。
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