色んな経験ができる都会の生徒の方が、総合型選抜は有利なんですか？

皆さんこんにちは。
本日は「色んな経験ができる都会の生徒の方が、総合型選抜は有利なんですか？」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。

結論から言うと、都会の方が有利に働く面は“ある”ものの、
それで「地方は無理」と決まるわけではありません。

🏙️ 都会が有利になりやすい“現実”

申し上げにくいのですが、都会の方が有利な面はあります。
理由は、様々な経験ができるチャンスが多かったり、情報や対策が集まりやすかったりするからです。

例えば、東京大学の推薦入試では、2024年度入試で首都圏の名門私立高校の合格が増えたという話があります。
長年続く中で、東京の高校側が対策を考え、合格するようになってきた面もあるということですね。

そのため、正直なところ地方からの挑戦が少し厳しくなってきている側面はあります。

🧭 でも「都会有利＝地方は無理」ではない

ただし、だからといってあなたが入れないと言っているわけではありません。

「都会の子の方が様々な経験ができるチャンスが多いから有利だ」と思っているあなたを、
そのまま欲しい大学はありません。
あなたは自分が頑張ってきたことを自信を持って言えばいいわけです。

生まれる国や時代は選べません。
地方の不便なところにいるかもしれないけれど、都会に生まれたかったと言ってもしょうがない。
自分の持っている武器で戦うしかありません。

🏫 地方でも受かっている“具体例”がある

地方だから不利、ということはありません。
例えば、島根県の津和野高校から東京大学の推薦で受かった例もあります。

また、和歌山県の高校から早稲田の国際教養学部に受かった生徒の話もあります。
普通に考えたら、海外経験がある人や都会で英語ができる人じゃないと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、
その人はその壁を超えたんです。

できないことはありません。気持ちの問題です。

🔥 ネガティブが最大の“敵”

地方だから不利なのではなく、あなたがネガティブな気持ちになっているから不利なんです。

「都会じゃないからダメ」と思っている人には、僕ははっきり言います。
都会じゃないからダメです、さようなら。

でも、あなたにやる気があるなら受かります。
だからこそ、自分の持っている武器をきちんと考えてください。

🎯 “地方ならでは”を価値に変える

大学側だって、都会の有名高校ばかり欲しいはずがありません。

あなたが本当にその大学に総合型選抜で入りたいなら、
都会の生徒に負けない「◯◯県に住んでいる自分だけの経験」を言語化してください。

そしてそれを、大学に入った後にどう活かし、役に立ち、世の中に貢献できるのか。
そこまできちんと語れれば大丈夫です。

自信を持ちましょう。

✅ 結論：都会が有利だと思った瞬間に負ける

都会の子の方が有利だと思ったら負けます。
あなたは自分に自信を持ち、経験をしっかりぶつけてください。

そうすれば、何かしらの結果は出るはずです。

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