皆さんこんにちは。
本日は「将来、証券マンを目指すなら就職に強い私立大学はどこか」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
高校2年生の方からの質問です。
「将来証券マンを志望しています。証券会社の就職に強い私立大学はありますか?」という内容です。
証券会社、とくに大手を目指すのであれば、前提として覚えておいてほしいことがあります。
証券マンがお客様と会ったとき、評価されるポイントは大きく2つです。
1つ目は会社名。
「◯◯証券の社員なんだから、仕事ができるだろう」という信用です。
2つ目はあなた個人の学歴。
「どこの大学を出ているのか」は、最低限の信頼材料になります。
結論から言うと、証券会社への就職に強い私立大学は慶應義塾大学です。
早稲田大学が劣っているという話ではありませんが、
早稲田は文学部・文化構想学部など幅広い進路に進む学生も多く、
金融・証券一本という印象は慶應の方が強いのが実情です。
もし早稲田に行くなら、
商学部・政治経済学部などで金融をしっかり学んだと言える履歴を作りましょう。
明治・青山学院・立教・中央・法政といった大学も、もちろん良い大学です。
ただし、大手証券会社となると、かなり優秀な学生でないと届かないのが現実です。
行くなら、学部・成績・ゼミまで含めて、
「なぜ自分は証券会社に向いているのか」を説明できる状態を作る必要があります。
証券会社が扱っているのは、お金・数字・数学です。
そのため、数学が得意な人は明確なアドバンテージがあります。
例えば、
理工学部で金融工学を学ぶ
数学入試で大学に入る
といったルートも十分にアリです。
慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学などで、
「金融を数理的に学んできた」という経歴は、証券業界では評価されやすいです。
国公立大学であれば、経済学部の名門が有力です。
例えば、
滋賀大学(経済)
神戸大学
大阪大学
横浜国立大学
などは、金融・経済の評価が高い大学です。
私立・国公立を問わず、
可能な限りトップ校を目指すという姿勢が大切です。
証券の世界は、正直に言って学校名がものを言う世界です。
ただし、それだけでは足りません。
金融系のゼミに所属する、
投資・株・資産運用について自分で調べる、
大学でしっかり研究してきた、という中身が必要です。
高校生のうちから、
「株とは何か」「投資信託とは何か」「資産運用とは何か」
こうしたことに興味を持って調べておくと、確実に差がつきます。
ぜひ、立派な証券マンになって、
日本や世界を支える存在になってください。
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