皆さんこんにちは。
本日は「地方から都会の有名私大を目指す人が、一般選抜だけで戦ってはいけない理由」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
私は全国の高校を回っていますが、東北・北陸・東海・中四国・九州といった地方では、
多くの進学校が“6教科を頑張って国立大学へ行く”という進路指導を徹底しています。
九州なら九州大学、東海なら名古屋大学、北陸なら金沢大学…。
もちろん素晴らしい進路ですが、時々こういう人がいます。
「本当は早慶に行きたい!」
「東京の有名私大に憧れている…!」
あなたが都会の私大に行きたいと思っても、
高校側は“6教科で国立へ行け”という方針。
結果、あなたはこういう状態になります:
これ、都会の高校生より圧倒的に大変なんです。
東京の高校生は3教科でMARCHと言っているのに、
あなたは6教科+3教科を同時進行しなければならない。
都会の高校生は、
「最初から私大に特化した勉強」を徹底できます。
一方、地方のあなたは:
この条件で、早慶やMARCHとまともに勝負して勝てますか?
現実的に考えてかなり厳しいです。
地方の進学校には、最近国公立の推薦(総合型・学校推薦型)を推す流れがあります。
ここに、あなたの私大の総合型を“ねじ込む”のがポイントです。
やり方は簡単:
たとえば:
国立の推薦対策で鍛えた探求・実績は、私大総合型でも強力な武器になります。
「3教科でラクして私立へ行きたいんじゃない」
「6教科もやりつつ、総合型も頑張りたい」
この姿勢をしっかり伝えてください。
“国立型の努力を続けたまま、私大のチャンスを広げたい”
この姿勢なら、学校側も認めやすくなります。
地方の進学校に所属した時点で、
あなたは都会の高校生より明確に不利です。
でもそれは運命であり、逃げられない部分でもあります。
大切なのは:
「置かれた環境の中で勝ち方を探すこと」
私自身も地方国公立型の高校にいながら東京の私大へ進んだ経験があります。
だからこそ、地方高校生の苦しさや高校の風土がよく分かります。
あなたの夢は素晴らしいです。
地方にいても、東京・関西の難関私大を目指す権利は誰にでもある。
ただし「正しい戦い方」を知らないと負けます。
だからこそ、
・6教科もやる ・国立の推薦も視野に入れる ・その実績を私大総合型に転用する
この戦略をぜひ試してください。
あなたの努力が報われることを願っています。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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