理学部と工学部の違いが分かりません！

皆さんこんにちは。
本日は「理学部と工学部の違いが分からない人へ」というテーマで、
大学受験アドバイザー山内 太地がお話しします。

理系進学を考えていて、理学部と工学部の違いが曖昧な人へ。
今日は理学部＝基礎科学／工学部＝ものづくりという本質から分かりやすく解説します。

🔬 理学部とは（物理・化学・数学・生物・地学の“基礎科学”）

理学部は、高校で勉強している理科・数学を「もっと深く研究する場所」です。

• 物理
• 化学
• 数学
• 生物
• 地学

これらを大学レベルで本格的に研究したい人が進む学部です。

理学部の学科はイメージしやすく、
物理学科・数学科・化学科・生物学科などがあります。

高校レベルとは別次元とはいえ、
高校の学びがそのまま基礎になっている学問領域です。

📘 理学部と教育学部で迷う人へ：

進路として「理科の先生になりたい」「数学の先生になりたい」と考えている人は少なくありません。

その場合の選択基準は次の通りです：

• 教師になることが最優先 → 教育学部
• 物理・数学の研究が中心＋教員免許も取りたい → 理学部

研究志向が強い人は、
ノーベル賞級・フィールズ賞級の研究に近づける理学部が向いています。

理学部を設置している大学は総じて研究力が高く、
一流大学が多いのも特徴です。

🏗️ 工学部とは（物理・数学を活かした“ものづくり”）

工学部は一言でいうと、

物理や数学を応用して「社会のものづくり」を行う学部

です。

代表的な工学系分野：

• 機械工学（飛行機・自動車・ロボット）
• 電気電子工学
• 情報工学（コンピューター・AI）
• 建築学
• 土木工学（橋・トンネル）
• 応用化学・材料工学

理科の中でも、実践的・産業的な方向へ進む人は工学部向きです。

🧪 理工学部はどっち？

多くの大学が「理工学部」という名前を使っていますが、
基本的には工学部寄りと考えてOKです。

理由：

• 機械・電気・情報・建築など工学系学科が中心
• そこに数学・物理など理学系の学科が付属している形

応用化学（化学工業・材料工学など）を学びたい人も、
理学より工学の知識が必要な場合が多いです。

🔍 自分は理学か工学か、どう見分ける？

自分に合う学部を見極めるには、

「研究したい？」 or 「ものづくりしたい？」

この問いが大きなヒントになります。

• 理学＝自然現象の仕組みを解明したい
• 工学＝技術を使って社会に役立つものを作りたい

また、大学のパンフレット・研究室HP・オープンキャンパスで、

自分の興味が「科学」か「応用科学（工学）」かを確認するとズレを防げます。

💼 就職面での違い

一般的に、工学部は就職に強いため入学定員が多い傾向があります。

メーカー・IT企業など、
工学の知識をそのまま活かせる職場が多いためです。

一方で理学部も、

数学・物理の論理力を評価して採用する企業が増加

しており、就職が弱いということはありません。

💡 まとめ：未来の自分に合う学部を選ぶ

理学部と工学部はどちらも重要ですが、

「自分が何をしたいか」で大きく進路が変わります。

理学部＝基礎研究を深めたい人
工学部＝技術を活かして社会に貢献したい人

ぜひ、将来像を考えながら最適な学部を選んでください。

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