皆さんこんにちは。
本日は「国立大学の薬学部とはどんな世界なのか」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
薬学部が設置されている国立大学ということで、成績優秀な生徒の皆さんの中には、国立大学の薬学部を目指したいと考えている方も多いと思います。ぜひ、しっかりと理解した上で挑戦してほしい分野です。
国立大学で薬学部が設置されている大学は、全部で14大学あります。
北海道大学、東北大学、千葉大学、東京大学、富山大学、金沢大学、京都大学、大阪大学、岡山大学、広島大学、徳島大学、九州大学、長崎大学、熊本大学です。
どの大学も間違いなく難関ですが、国立薬学部を本気で目指すのであれば、ぜひ覚悟を持って勉強して突破してほしいと思います。
一覧を見て気づいた方もいるかもしれませんが、実は名古屋には国立大学の薬学部はありません。
その代わりに、名古屋市立大学の薬学部があります。また、岐阜薬科大学は私立ではなく岐阜市が運営する公立大学ですし、静岡県立大学にも薬学部があります。
このほかにも、和歌山県や山口県などに公立の薬学部があります。これらの公立薬学部も、国立大学に匹敵する難関ばかりです。
この動画を見ている方で「国立薬学部を目指している」という人であれば、これらの国立・公立薬学部を必ず勉強して突破してほしいと思います。
私立大学の薬学部もありますが、正直に言うと学費は国公立より高くなりますし、研究水準においては国立大学が極めて優れているケースが多いのも事実です。
私立薬学部を目指している人はそれで良いですが、国公立薬学部を目指すと決めた人は、ぜひ本気で勉強してください。
国公立の薬学部になると、いわゆる6年制で薬剤師になる人が少数派という大学も多くあります。
多くの大学では、薬科学系の学科で4年間学び、その後ほとんどの学生が大学院へ進学します。つまり、薬剤師の資格を取らずに、薬学部+大学院で6年間学ぶ進路です。
その先には、製薬会社や研究所などで創薬の仕事に携わるというキャリアが待っています。
「薬学部=薬剤師」というイメージは、私立大学では当てはまることも多いですが、基本的に国立薬学部は研究職に就くための学部です。
もちろん、6年制学科で薬剤師資格を取った上で研究職に進む人もいますが、全体としては理学部に近い世界だと考えてください。
大学で研究し、大学院で研究し、就職後も研究を続ける。これが国立薬学部の王道ルートです。
国立薬学部を目指すような優秀な皆さんであれば、こうした違いはすでに理解していると思います。
だからこそ、大学に入ったらどんな研究をしたいのか、将来は創薬の現場でどんな研究に取り組みたいのか、ぜひ具体的な夢を描いてください。
そのビジョンを持って勉強すれば、国立薬学部への道は必ず見えてきます。ぜひ頑張ってください。
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