皆さんこんにちは。
大学受験アドバイザー山内太地です。
本日は、「共通テストが難しいから私立専願にしてもいいのか?」というテーマについてお話しします。
共通テストは、センター試験の頃と比べて明らかに受験生への負荷が増しています。
2025年度からは国語と数学の試験時間がそれぞれ10分延長され、問題量も増加します。英語も語彙数が増えると言われており、保護者世代の受験とは別物の難しさになっています。
すでに模試の段階で「しんどい」と感じている生徒が増えているのも事実です。
東大・難関国立を目指すトップ層はさておき、問題は学力の中間層です。
これまで国公立大学を目指していた層が、共通テストの負荷に耐えきれず、「私立だけでいいや」と切り替えるケースが都市部を中心に確実に増えています。
地方でも、2番手・3番手の県立高校では「共通テストは受けるけど実質私立志望」という生徒が増え、進路指導そのものが私立中心に変わりつつあります。
正直に言えば、多くの高校生は共通テストから逃げ出したいと思っています。
暑いサウナに入っていれば、誰だって外に出たくなる。それと同じで、しんどい環境から逃げたくなるのは人として当たり前です。だから逃げたくなる自分を責める必要はありません。
ただし、「逃げない選択」をする人も、確実に存在します。
ここが大事なポイントです。他の人が共通テストから逃げてくれた分、国公立大学は相対的に入りやすくなるのです。
少子化の影響もあり、大学受験は今後さらに簡単になっていく可能性が高いです。そんな中で「今あえて逃げなかった経験」は、将来の大きな財産になります。
文系・理系3教科に絞った共通テスト利用入試も私立・国公立ともに存在します。すべてを背負う必要はありません。
最終的に進学先が私立大学になること自体は、まったく問題ありません。
しかし、「勉強がしんどいから共通テストから逃げる」という理由だけで進路を変えるのは、本当にもったいないと私は思います。
最終判断はあなた自身のものです。ただ、同じように苦しみながらも共通テストに挑み続けている人がいることだけは、ぜひ覚えておいてください。
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