皆さんこんにちは。
今日は後期日程のおすすめ国公立大学（工学部編）についてお話ししていきます。
本日の解説は、大学受験アドバイザーの山内 太地がお届けします。
前期日程が終わり、「後期はどこを受けるべきか？」と悩む受験生も多いと思います。
今回は“工学部志望の受験生におすすめできる後期日程の国公立大学”を中心にお話しします。
まず、いわゆる旧帝大レベルで前期を受けた方。
後期日程は東北大学・広島大学・神戸大学あたりが選択肢に入ってくると思います。
一方で、後期日程を廃止した旧帝大も増えています。
九州大学・北海道大学は後期を廃止しており、推薦型選抜へ比重が移っています。
後期日程がまだ残っている大学は、ぜひ狙うべきだと思います。
関西圏の受験生であれば、広島大学や大阪大学を狙う人が多いでしょう。
また大阪公立大学は中期日程ですが、難易度は非常に高く、“大阪大学に行くつもりで勉強するレベル”を求められます。
首都圏の受験生であれば、東京農工大学・横浜国立大学が選択肢に入ります。
ただ、ここからが大事です。 工学部は“研究と設備の質”が大学選びの最重要ポイントです。
家から通える首都圏や関西の私立大学に行くべきか迷う人も多いですが、私はこう思います。
「工学系を本気で学びたいなら、私立ではなく研究力の高い国立へ行くべき」
あなたが志望する分野——建築・機械・電気・情報など。
例えば広島大学や筑波大学がどれほどの科研費を獲得し、どんな研究をしているかを見れば、
人生をかけて学ぶ価値がある大学だと分かります。
東海地区であれば、名古屋大学に続く名宮工業大学。 コンピューター系なら愛知県立大学もおすすめです。
首都圏なら東京工業大学や電気通信大学。 九州地方なら九州工業大学が最高レベルです。
また、半導体で注目される熊本大学も非常に良い工学部です。
首都圏の人にもおすすめなのが、信州大学。 自然科学系が非常に強い大学です。
大穴として紹介したいのが、名古屋市立大学・芸術工学部。 「芸術？」と思うかもしれませんが、実際は情報・建築など普通に工学を学べる学部です。
また、岐阜大学や三重大学も名古屋圏から十分通学可能。 関西なら兵庫県立大学（旧・姫路工業大学）もおすすめです。
地方在住の受験生であれば、基本的にどの国立工学部を受けても問題ありません。
とくに北見工業〜琉球大学まで“外れなし”と言えるほど安定した工学部です。
一方、国公立の中でも歴史が浅く規模が小さい大学は、場合によってはやや物足りなさを感じることもあります。 （大学名はあえて伏せます。人によって合う・合わないがありますからね。）
もちろん、早稲田・慶應・理科大・芝浦工大・関関同立など、私立にも良い大学はたくさんあります。 ただ今回は国公立大学（工学部）に焦点を当てています。
国立大学の工学部なら、どんな一流企業にも就職のチャンスがあります。
大学院から別の大学へ進学することもでき、キャリアの幅が非常に広いのが特徴です。
共通テストを頑張った今こそ、“国立工学部の合格実績”をぜひつくってほしいと思います。
応援しています。ありがとうございました。
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