皆さんこんにちは。
本日は「福岡大学の総合型選抜・学校推薦型選抜のポイント」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
福岡大学は多様な学部を持ち、九州でもトップクラスの人気を誇る総合大学です。
総合型選抜・学校推薦型選抜でも幅広い学部で多くの募集枠が設けられており、受験生にとって重要な選択肢になります。
福岡大学は福岡市に位置し、文学・経済・法・理工・医学・薬学・スポーツ科学まで揃う総合大学です。
特徴的なのは全学部がワンキャンパスに集まっているという点。
とても広いキャンパスに多くの学生が集まり、活気にあふれています。
また、九州では国公立大学志向が非常に強く、
国立大学の併願先として福岡大学を選ぶ受験生が多いのも特徴です。
福岡大学の推薦入試は、学科試験+面接が基本で、全国的にもハードな部類に入ります。
「推薦なら行けるだろう」という思い込みで受けて玉砕する受験生が非常に多いのが現実です。
福岡大学が本当に求めているのは、
・国公立大学を惜しくも逃したが基礎学力が高い層
・学力と意欲を兼ね備えた受験生
であり、学力不足を推薦でカバーすることはできません。
医学科は英語・数学・面接というシンプルな試験形式で、
40名という大きな募集枠が設定されています。
数字だけ見ると“チャンスに見える”のですが、これは大きな勘違いです。
医学部はどの大学でも超難関。
推薦だからといって学力が低くても入れるわけではありません。
医師は人の命を扱うため、基礎知識の欠落が許されない職業です。
そのため福岡大学も、推薦であっても高い学力と理解力を求めています。
スポーツ科学部の総合型・推薦では、
志望理由書・自己推薦書などで300字程度の記述が多数求められます。
「スポーツが得意なら入れる」という入試ではなく、
文章力・思考力・学問への理解が重視されていることが分かります。
国立大学の教育学部(保健体育)を目指すような受験生が多い九州では、
スポーツ × 学力 の両立が求められる傾向があります。
スポーツ実績だけで突破できる入試ではないため、
小論文対策・読書習慣・基礎学力の強化が不可欠です。
法学部ではグループディスカッションが行われます。
テーマ例は「犯罪」「国際政治」など、法学に関連した内容が中心です。
ここで重要なのは、GDは“論破の場”ではないということ。
他者を打ち負かすのではなく、議論を成立させる協調性が最も評価されます。
・他者の意見を整理して議論を前へ動かす
・適切に発言して貢献する
・リーダー役だけでなく調整役も評価される
こうした姿勢が合否に影響します。
落ちたとしても人格が否定されたわけではありません。
そのチームの中で最適な人だけが合格する仕組みですので、
一般選抜でも十分に逆転可能です。
福岡大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、
基礎学力・目的意識・表現力を強く求める入試です。
「推薦ならなんとかなる」というタイプの入試ではありません。
だからこそ、正しい準備をすれば大きなチャンスになります。
ぜひ自分が学びたいことを深く考え、
福岡大学の入試に向き合ってください。
総合型・学校推薦型・一般入試の大学情報はこちらから確認できます↓
【総合型・学校推薦型の大学一覧】
【一般入試の大学一覧】
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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