皆さんこんにちは。
本日は「経済学部・経営学部・商学部の違い」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
まず最初にお伝えしておきたいのは、私は大学の先生ではなく「入り口の案内役」だということです。
ここでお話しするのはあくまでも入門的なイメージなので、
気になった人は必ず自分でも本や大学サイト、オープンキャンパスなどで調べてください。
経済学部は、一言でいうと国・地域・世界レベルの「大きなお金の動き」を扱う学問です。
例えば、
こうしたマクロな視点で世の中を見ていくのが経済学です。
「どうして景気が良くなったり悪くなったりするのか」「世界の経済はどう結びついているのか」などに興味がある人は、
経済学部向きだと言えるでしょう。
また、ノーベル賞があるのは経済学(経済学賞)だけで、経営学のノーベル賞はありません。
学問としての歴史や理論体系という意味では、経済学はかなり「ガチな学問」だと言えます。
経営学部は、もう少し身近なテーマを扱います。
「会社やお店がどうやって利益を出すのか」を考える学問です。
例えば、
など、「会社という単位での戦略・組織・マーケティング」などを扱います。
「ビジネス」「起業」「マネジメント」に関心がある人は経営学部が向いています。
なお、経営学部の中にも経済学の先生は必ずいるので、
多くの大学では経営を学びながら基礎的な経済学も学ぶことになります。
商学部は、経営学とかなり近い学部です。
イメージとしては、「会社」よりも「商品・サービス」に焦点を当てることが多い学部です。
例えるなら、
とはいえ、実際の大学では経営学と商学の境目はかなり曖昧です。
このように、「経営学部と商学部が両方ある大学」では、カリキュラムの違いを必ずチェックしておきましょう。
大学によって、経済・経営・商の扱い方はかなり異なります。
国公立大学では「経済学部」が主流で、
その中に「経済学科」「経営学科」が入っている形も多いです。
一方、私立大学では経済学部・経営学部・商学部がそれぞれ独立して大きな規模を持っていることが多く、
大学人の間では経済学と経営学ははっきり別物として扱われています。
間違った学部に入ってしまうと、4年間が「なんか違った…」で終わってしまうこともあります。
経済・経営・商はどれも面白い分野なので、きちんと調べてから選びましょう。
おすすめの行動は次のとおりです。
ざっくりとした目安としては、
大事なのは「どれが偉いか」ではなく「あなたが何を学びたいか」です。
その軸で、行きたい大学・学部・研究分野を絞り込んでいきましょう。
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