皆さんこんにちは。
本日は「大学で好きな科目が取れない問題」について、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
今日は大学生の方から、こんな苦情が届いています。
それが、「好きな科目が大学で取れない」というものです。
これは誤解してほしくないのですが、僕に対する苦情ではありません。大学の仕組みそのものに対する不満ですね。
大学というのは、高校と違ってさまざまな専門科目が開講されていて、自分の興味のある学問を自由に選べるのが本来の姿です。
心理学、社会学、〇〇学といった、「これ面白そうだな」という授業を取れるのが大学の魅力ですよね。
ただし、現実はそう甘くありません。特に有名大学や学生数の多い大学では、履修抽選で落とされることが頻繁に起こります。
心理学などの人気分野は特にそうですが、「どうしてもこの授業を取りたい」と思って履修登録しても、抽選で不合格になるケースは珍しくありません。
X(旧Twitter)などを見ていると、学生が嘆いている投稿をよく見かけます。
残念ですが、大規模大学では好きな授業を好きなだけ取れるということは、ほぼありません。
「高い学費を払って、せっかく難関大学に入ったのに…」という気持ちは、正直よく分かります。
一部の大学ではオンラインやオンデマンド授業で、何百人も同時に受けられる授業もありますが、採点や評価をする教員には限界があります。
そのため、「この授業は100人まで」「この授業は300人まで」と上限が決まり、人気授業ほど抽選になってしまうわけです。これはもう、どうにもなりません。
では、どうするか。対策はあります。
まず一つ目。単位は出なくても授業を聴講させてもらうという方法です。
先生にきちんと断った上で、「抽選に落ちたのですが、授業を聞かせてもらってもいいですか」とお願いする。単位は出ませんが、学問に触れること自体は可能です。
もう一つの方法は、図書館に行ったり、本を買ったりして、自分で学ぶことです。
取りたかった授業の先生に、「心理学の授業に落ちたんですが、入門書でおすすめはありますか」と聞いてみてください。多くの先生は、快く教えてくれます。
大学は授業だけが学びの場ではありません。学問そのものに触れることは、誰にでもできます。
抽選に落ちたのは確かに残念です。でも、それは運です。
一方で、代わりに取った授業が「思ったより面白い」「この分野、意外とハマる」と感じることもあります。
そこで良い先生や友人と出会えることもあります。これも大学の大きな価値です。
大学に行く目的は、単位を取ることだけではありません。
学問に触れ、自分の世界を広げること。これは、抽選に落ちてもできます。
せっかく大学に入ったのですから、与えられた環境を最大限に使う意識を持ってください。
残念なこともありますが、それをどう活かすかで大学生活の価値は大きく変わります。ぜひ前向きに取り組んでください。
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