皆さんこんにちは。
本日は「食品研究をしたい人は農学部か?栄養学部か?」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。
将来、食品研究や食品開発がしたいのか、
それとも管理栄養士になりたいのか。
この違いは、進路選択において大きな分かれ目です。
まず大前提として、食品研究=農学部です。
管理栄養士は医療専門職であり、食品研究とは役割が異なります。
食品工学・食品科学・バイオサイエンスなど、工学的・科学的なアプローチで研究したい場合、
管理栄養士の資格は基本的に必要ありません。
管理栄養士は医療領域の仕事に直結しているため、
国立大学の農学部では管理栄養士資格を取得できないケースがほとんどです。
家政学部系(女子大 など)には、管理栄養士の学科と食品開発の学科が両方あることもありますが、
食品開発を本格的にやりたいなら農学部の方が適性が高いと言えます。
管理栄養士になりたい人は、基本的に迷いません。
「この大学の管理栄養士課程に行きたい」で話が終わるからです。
しかし、こうした質問をする人は多くの場合、
本当は食品開発や研究をやりたいのです。
食品研究職であれば、管理栄養士の資格は不要であり、
大学で学ぶ専門性がそのまま就職につながる世界です。
たとえば、
食品開発を行う企業の研究職は、国家資格ではなく大学での研究内容が評価されます。
飲食企業や食品メーカーでも同様で、管理栄養士資格の有無は必須ではありません。
あなたが本当にやりたいことは「食品開発」なのでは?
そうであれば、進むべきは農学部です。
もちろん、医療系の管理栄養士を目指すのであれば資格取得が必須ですし、
その場合は迷わず管理栄養士課程のある大学へ進んでください。
しかし、食品開発・食品研究をしたいなら、
農学部の方が圧倒的に適しているという事実は変わりません。
ぜひ、自分が将来どんな仕事をしたいのかを軸に進路を選んでみてください。
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