皆さんこんにちは。
大学受験アドバイザー山内太地です。
本日は、「デザインがやりたいけど、どこの大学がいいですか?」という、非常によくある質問についてお話しします。
「デザインを学びたい」と言う人はとても多いですが、最初に必ず考えてほしいのが、あなたは「どのデザイン」をやりたいのかという点です。
大きく分けると、次の2つがあります。
もちろん、両方学べるデザイン学科もありますが、「物を作りたいのか」「コンテンツを作りたいのか」で進む大学は大きく変わります。まずはここを明確にしてください。
「どこが一番いいですか?」と聞かれたら、私はまずこう答えます。
東京藝術大学です。
デザイン・美術の世界では、間違いなく日本の最高峰です。次いで、
これらはすべて国公立の超名門美大です。難易度は桁違いに高いですが、努力すれば到達できない世界ではありません。
さらに、公立のデザイン・美術大学は全国各地に存在します。札幌、秋田、新潟(長岡)、静岡(浜松)、岡山、広島などにも実力校があります。
次に、私立の美大です。特に有名なのは、
関西では、
名古屋では、
これらの私立美大は学費こそ高いですが、東京の一流企業・有名デザイン会社への就職にとても強いのが事実です。武蔵美・多摩美・日芸あたりから、日本を代表するデザイナーが多数出ています。
ここで一番やってはいけない大学選びをお伝えします。
「入りやすそうだから」「お金がなさそうだから」「学力的にここなら…」という理由だけで、美大を決めてしまうことです。
地方の私立大学や、必ずしも難関ではない大学でもデザインは学べます。しかし、そこで学んで「デザイナーとして成功できるかどうか」はまた別問題です。
「どの大学に入りたいか」ではなく、「どんなデザイナーになりたいか」から逆算して大学を選ばなければなりません。
本気でデザインを志すなら、
ここまで徹底的に調べてください。調べずに「デザインやりたいんですけど、どこの大学がいいですか?」と聞くのは完全に準備不足です。
トップ美大を目指す人たちは、高校生の段階から浪人前提で、美術予備校や専門学校に通っている人が大量にいます。そんな人たちに、何となく受験して勝てるほど甘い世界ではありません。
東京藝大でも、武蔵美でも、多摩美でも、地方の公立美大でも、どこを目指しても構いません。
ただし、「何となく」では絶対に勝てない世界です。
徹底的に調べ、情報を集め、自分の目標から逆算して大学を決めること。これが、デザインで生きていくための最低条件です。
あなたが本気で調べ、本気で取り組んだ先に、素晴らしいデザイナー人生があると私は思っています。頑張ってください。
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