皆さんこんにちは。
本日は「なくならない(生き残る)女子大学の特徴」について、
大学受験アドバイザー山内太地が解説します。
最近、女子大学が定員割れや志願者減少に悩んでおり、
驚くことに男女共学化へ踏み切る女子大も増えています。
首都圏では東京家政学院大学、関西では神戸松蔭女子学院大学、園田学園女子大学などが共学化しました。
しかしこれは教育の質が悪いからではありません。
女子大学の多くは小規模で良質な教育・落ち着いた環境を持っています。
では、「亡くならない女子大」とはどんな大学なのでしょうか。 その大きな特徴は、実は“家政学部を持っているかどうか”です。
女子大と言えば「文学部」のイメージが強いかもしれません。
フランス文学、英文学、心理学など、華やかな文系の学問を中心にした大学が伝統的です。
しかし、女子大学を構成する大きな柱は次の2つです。
現在、文学部中心の女子大はやや厳しい状況にあります。 一方、家政学部を持つ女子大は、入学者が安定し、生き残りやすい傾向があります。
家政学部といえば、高校の「家庭科」をイメージするかもしれませんが、その領域は非常に広いです。
つまり、手に職をつけられる学部を持っている女子大ほど強いのです。 大学規模も拡大しやすく、安定経営につながりやすいという特徴があります。
その代表例がこちらです。
これらは専門職系の学びが充実しているため、人気が維持されやすい女子大です。
津田塾大学・東京女子大学・白百合女子大学・フェリス女学院大学など、
伝統的な文学部中心の女子大は、受験生の減少でやや厳しい状況にあります。
ただし、津田塾大学は数学系を持っており、 現在は数理・データサイエンス系の学部を新設するなど、 女性の理系分野を強化して生き残りを図っています。
他の女子大も、専門性のある学部を作るなど新しい取り組みを進めています。
家政学部や栄養・建築・教育など“手に職がつく領域”を持つ女子大は強い。
文学部中心の女子大が劣っているわけではありませんが、
人口減少の中では専門職系の方が学生を集めやすいのが現実です。
あなたが女子大を検討しているなら、 「その大学に専門職系の学部があるか」を1つの判断基準にすると良いでしょう。
大学受験で志望校に合格したいという方へ。
総合型・学校推薦型・一般入試の大学情報はこちらから確認できます↓
【総合型・学校推薦型の大学一覧】
【一般入試の大学一覧】
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。