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「教育学ってどんな学問なの?」~教員になるのとは何が違うの? どんな仕事に就くの?~

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はい、みなさん、こんにちは。日本の大学全部行った男、山内太地です。

本日は、教育学ってどんな学問なのかについて、
名古屋大学教育学部教授の内田良先生からお話をお伺いします。
先生どうぞよろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします。
※以下、内田先生青文字表記。

教育学とはどんな学問なのか?

「教育学ってどんな学問なの」という話をします。
では先生、ちょっと自己紹介をお願いします。

はい、名古屋大学教育学部で教員をしてます、内田良と申します。
皆さんはじめまして、よろしくお願いします。

僕は学部そのものは経済学部だったんですね、名古屋大学の。
その後、特に教育問題にもともと多分関心があったのが、
大学のいろんな一般教養の授業を受ける中でそれが芽生えてきて、
「あ、自分は経済よりも教育だ」っていうことで、
大学院から教育学を学ぶようになりました。

で、その後はもうずっと教育畑でいるんですけれども、
そういう形で、その中でも、教育問題、
教育のいろんな活動や課題の中でも、
特にいわゆる教育問題と呼ばれるもの
僕は広く学校リスクとかっていう風な表現をしてるんですけれども、
そして学校の中の様々な問題、あるいはリスク
そういったことを中心に研究をしています。
で、それは子供のリスクに限らず先生のリスクも含めて
広く学校に関わる人たち全体のいろんなリスク問題を調べているということです。
よろしくお願いします。

はい、ありがとうございます。

さて高校生の皆さん、教育学っていうと、大学で教育学部に入ったら、
小学校や中学校や高校の先生になるのが教育学部だって思ってる人が多いと思うんですが、
内田先生がいらっしゃるこの名古屋大学教育学部は、
そういった教員養成の学部とは少し違う
んですよね?

全くその通りで、本当に頻繁に受ける誤解ですね。
「教育」って聞くと「先生になるんでしょ?」っていろんなところで聞かれて、
「いやうちはちょっと違うんだけどね」って言った後の
正直その後の説明に困るんですよ。
教育大学で「教育」って言ったら、教員養成、
教員になるところだっていう風なイメージを持たれていて、
もちろん主流というか、全体の割合で言えばそういった大学がほとんどであるわけですね。
それぞれ各都道府県に、この東海地区で言えば、
岐阜大学とか三重大学とかね静岡大学とか
そういったところは、教育系の学部あるいは学科っていうのは、
教員になる人がなりたい人が集まることが多いですね。
で愛知県の場合には、愛知教育大学っていうその名前の通り
そこが教員養成を担ってるんですね。

で一方で、名古屋大学の教育学部、
あるいは他の大学でも割と大きな規模の大学ですね。
大きな規模の大学にある教育学部っていうところは、
教員養成ではなくて、
そもそも学校教育ってなんぞやだとか、
結構根本的なことを考えるところなんですね。

だから僕がいるところも、僕はやってる学問まさにそうで
学校の中の問題って何なんだろうっていうのを一生懸命それを掘り起こして、
あるいは、それをデータでちゃんと見える化していくっていう風な
学校教育全体の様々な課題だとか問題そういったものを研究する。
あるいは、学校教育の歴史だとかね。
あるいは、日本の学校と世界の学校を比較したらどう違うんだろうとか、
あるいは、僕のいる教育学部の場合には子供の心の発達ですね。
そういう成長、そういったものを心理学的に捉えるというふうな活動もあります。
僕は教育学校の中でも、教育と心理という意味では、
もうガチの教育の方をやってるんですけれども、
一方で教育学部の中に、
特に子供の心理発達のことを研究してる先生たちもたくさんいるということで、
広く、教育活動全体を抑えるっていう風なところなんですね。

で、もう少し付け加えると、教員養成ってのは、
まさに大学の中も教科によって自分の所属場所が変わっていたりだとか、
本当に教員になるための授業が組まれてる
んですね。
でも名古屋大学の教育学部って別に教員になるためのプログラムではなくて
本当にさっき言ったみたいに歴史だとか、他の地域と比較したりだとか、
あるいは教育の哲学みたいなことも学んだり
だとか、
そういう感じで、広く、学問としての教育学っていうところが
うちの教育学部の特徴ですね。

はい、そうしますと、学校の先生になりたいというよりは、
学問として教育学を学びたいっていう大学生が入ってくると?

その通りです。
まず基本は学問としての教育学っていうことが大事なんですね。
教員になるためではないということで、
だからもちろん教員にもなることできます。
中高の免許取ることできるんですけれども、
あの決して全員だとかがとるわけでもないし、
全員に課せられてるわけでもないですね。
で、ちょっと僕も統計よくわかんないけれども、
少数派です、かなり。
で、免許を取る人は教育学部で2~3割ぐらいいるかもしれないですけれども、
一方で、教員に免許を取ったうえでさらに教員に本当に就職するってなると
本当に1割切るとか、それぐらいだと思いますね。
それぐらいにもちろん教員にもなれるけれども、
それはかなり、少数派
だということですね。

教育学部卒業生の進路先

はい、そうしますと、教員にならないで卒業したら、学生さんたちはどういった仕事に就くんですか?

はい、えーとこれもまあ正直多様です。
ものすごく多様だけれども、やっぱり皆さんね、直感的に思うのは、
例えば教育がすごく好きな人達っていうのは 子供関係の分野に行きたいだとか、
もちろんそういう公務員になって、福祉や教育の部署に携わりたいっていう人もいれば、
あるいは、子供関係で言うと、心理系の人なんかだと、児相(自動相談所)とかですね、
そういう心理関係の役職につくようなことも心理学を出た後にありますね。
もちろん臨床心理士とかね、そういったところもあるんですけれども、
僕の説明っていうのは、どうしても教育学の中の教育と心理があるとしたら、
教育の方に身を置いてるから、教育の説明が多くなっちゃうんですけれども、
一方で、心理学の資格を取ってカウンセラーになる人もいますね。
それは心理系の人たち。
で、僕たち教育の方っていうのは先ほど申し上げたように、
公務員で子供の仕事に就きたいなと思いながら教員になったり
結構ね、出版系も皆さん選択肢に上がるみたいですね。
そのどうしても、まさに学校の一つの象徴とは教科書なわけですけれども、
そういう風に何か文字とか、あるいは、学び、学習とずっとつながっていきたいということで、
学習関係の出版社に行ったりだとか、そういった意味でに勤める人もいますし、
やっぱり広い意味で学習教育に関わる分野っていう風にところが多いですね。

はい、ありがとうございます。

教育養成の大学でも学問としての教育学を学ぶことはできるのか

学問としての教育学をやりたい高校生って結構、私出会うんですね。
やっぱり、自分が中学・高校と通っていく中で、校則の問題とか、
学校ってこれでいいのかなみたいなことで、
学問としての教育学そのものに関心を持つ高校生っているんですが、
この場合、教育学をその名古屋大と同じような東大や京大のような教育学を学ぶ場って、
正直なところ大変受験勉強できないとなかなか入れなくてですね、
例えば、愛知教育大学や岐阜大学教育学部のような教員養成の教育学部に入学した場合、
先生のようなご研究っていうのは、学生は大学で学ぶことは可能なんでしょうか?

今、山内さんもおっしゃってくれて結構ハッとしたところがあって、
あのそういう質問を受けるのかと思って、あの校則に違和感があるだとか、
多分「なんで勉強しなきゃいけないの?やりたくないのに」とかですね、
なるほど、そういう声に出会うんだなと思って。

まさにそういう時こそ、教育って何なんだろうって、
何でこんな校則に従わなきゃいけないんだろうみたいな
あの本当に教育問題あるいは教育って何だろうみたいな時に
教育学、学問としての教育っていうところにリンクしてくるんですね。

で、そういった場合には、ぜひ私たちのような教育を学問としてやってる大学
今、山内さんおっしゃったように割とそれは大きい大学なんですね。
東大、京大、大阪大学、名古屋大学とかですね。
そういったところが多くて、確かにまあ
偏差値として決して簡単なところではないっていうのも現実にはあります。

ただ、僕はこれは高校生に出会った時には必ず申し上げていることなんですけれども、
まずはどの大学に行こうとも、もし学びたい、どんなことでもいいですよ、
学びたいという意欲がある学生がいたとしたら、
それは大学教員としては多分どこにいても嬉しいと思う、まずは。
勉強したいなんていうのは、それは教育学の教員じゃなくてもですよ、
みんなだって大学の教員って、みんな自分たちで勉強・研究を重ねて今この立場にいるんですね。
そのみんな共通してるんです。
だから、「私これこれの関心があるか勉強したいです」っていう人たちを、
なんかそんなのいらないよなんて思う人は全然いなくって
だから、まずはどの大学に行っても、ぜひ誰か近そうな先生に質問してください
っていう風なことは高校生とお話しするときにはお伝えしてます。

で、そういう時に実は教員養成系の大学のの中にも、まさに学校教育をやってるわけですから、
結構ね、僕みたいな関心持ってる人ってたくさんいます。
ただ職場の形式上を教員養成として働いているということであって、
でも学問のベースはまさに教育学
もうだから、授業をどうするかとかそういう個別の具体的な実践の学問ではなくて、
本当、学校とは何かっていう風な奥深いことを学んだ人が
それが教員養成系の大学で、教員として仕事をしてるっていうのは、
実は非常によくあるんですね。
なので教員養成系大学に入ったから、
もう学問としての教育学に出会えないんだっていうのは、
あまりそういうことはないということですね。
ぜひ教員養成系の大学に行っても、
なんかその先生を書いてる論文とか本とかをチラチラってみると、
関心あるかもなって言って一度質問に行くと、
喜んで質問に答えてくれるだろうし、
多分もっと近いあの先生もっと詳しいよって教えてくれると思うんですね。

だから、どっかの大学に行ったから、もう全て
学問としての教育なのか教員養成なのかっていう全く二つに分かれるということではない
ということは、ぜひ知ってほしいなと。
逆に私たちの大学に来ても、
実は授業をどう教えるかっていうことを専門的にやってる先生たちもいるんですね。
それは教育方法って呼ばれるような領域ですけれども、
授業方法そのものをデータを取って研究してる人もいるんですね。
だから、私たちの大学に来るともうなんか実践のことは全くわからないかというと、
そうことでは全然ない。

だって、広く教育とはなんぞやって考える時に、
実践がない教育なんてありえないですよね。
だから、さっき言ったみたいに歴史だとか他国のことを調べるといった、
すごく広くやることもあれば、
一方で、授業とはなんぞということを丁寧に調べてる人もいると。
そういうふうに実践も含めて広く学校教育やるというのが私たちの立場だっていうことですね。
逆に教員養成系に行けば、
教員養成中心だけどでも一方で学問として学んでいる人もたくさんいますよ

っていうそういうふうに理解してもらえるといいかなと思います。

わかりました。

教職大学院と大学院教育学研究科の違い

4年間勉強した後に
大学院の教育学研究科に行くのか教職大学院に行くのかっていうのは
どういう風にアドバイスされますか?

なかなか、本当に具体的な話に聞きますね。
えっと、やっぱりそれは一言で言うと、まず教職大学院ですね。
これは本当に現場経験を積みたいあるいは現場に非常に近いところで、
それをちょっと外から眺めたいっていう風な
もうかなりかなり現場に足を踏み込んでっていう立場ですね。
だから、比重の割合ぐらいで考えてもらえるといいと思うんですけれども、

一方、教職大学院ではなくて、
こちらの名古屋大学大学院の教育発達科学研究科っていうところですね、
こちらはもっとその現場ももちろん私たち僕なんかもあり、
他の教員もよく学校には足を運びますけれども、
一方で、そこを研究者になるためにはっていう目線で考えるんですね。
すなわち、次世代の大学教員を作っていく
っていうところがやっぱり僕たちの使命なんですよね。
だから、そこで学問として論文をちゃんとしっかりと質の高いものを書いて、
そこでそれなりのいわゆる専門の雑誌に投稿して、
そしてそこで論文が評価されてで学者として認められると。
でも、やっぱ教職大学院の場合にはもちろんそういった学問としてのことも大事なんだけれども、
より現場でそれをちょっと外から見ながら分析するっていうのが教職大学院。

だから、比重の問題ですよ。
比重の問題で、現場志向なのか
やっぱりちゃんとアカデミックに学問として大学教員を目指すのかっていう
そういったところで少し違いがあるのかなと思いますね。
結局はそういった学問としての教育学っていうのを勉強した人たちが、
実はいろんな教員養成系の大学とかに勤めてるんですね。
だから、さっき言ったみたいに、教員養成系の大学だからといって
教育学っていうことをやってない人ばかりではない
よっていう、
僕のもちろんこれまでの自分の指導生の中にも、教員養成系の大学に行ったり、
教職科目を専門的に教えてる教員がいたりっていうことなので、
そういう風な形で理解してもらえるといいかなと思います。

はい、わかりました。
皆さん、というわけで、教育学、教育学部っていうのは
学問としての教育学をやる名古屋大学や東大といった教育学部と
主に学校の先生になるという教育学部があるんですが、
もちろん、どちらも先生にもなれるし、
学問としての教育学も深められるということで、
ぜひ皆さん、自分に合った大学をご検討ください。
先生、どうもありがとうございました。

はい、ありがとうございました。

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