日本の大学全部行った男、山内太地です。こんにちは。
「早稲田大学社会科学部って何の勉強をするの」という話をしたいと思います。
早稲田大学に文学部とか政治経済学部とかいろいろありますよね。
「社会科学部って何」
わかりやすく言いましょう。
ここは政治経済学部と商学部と法学部が合体しているのです。
もともと早稲田大学は夜間の学部がありました。
今、東京では東洋大学ぐらい。あと日大とかにしか残ってないのですが、夜だけ授業をやるっていう政治経済学部や商学部や法学部があったんですね。昼間と夜で別の政治経済学部や法学部があったんです。
この政治経済学部と法学部と商学部の夜間にやっていた三つが合体して、社会科学部となったのです。
社会科学というのは、まさに経済学、経営学、法学、商学といった学問分野のこと。
これはくれぐれもいわゆる高校の社会科とは全然違います。
あれは、地理、歴史、公民とかですよね。
そういうことを勉強するんじゃないんです。
また、社会学部とも全然違います。
立教や法政にある社会学部というのは ソシオロジーという社会学という学問をやる。
社会科学部は確かに社会学も少しだけ含んでいますが、圧倒的に、法律と政治と経済と商学のことばっかりやっている。
商学部、法学部志望の人は、ほぼ同じだと思ってこっちを受ける。
ということが可能なんですね。
実際に早稲田大学のパンフレットで49ページをご覧下さい。
そうすると、どういう授業、科目があるか。
大きく政治、法、経済、商って分かれていて、完全に商学部や法学部や政治経済学部と同じです。
ただし、もうちょっとまんべんなくいろいろできる。
特に、人文科学、自然科学と書いてあって、いわゆる社会科学部の面白いところは、文学部っぽい先生も意外とたくさんいらっしゃる。また理系の先生もちょっといます。
そして政治、経済、法律、商学を幅広くやる社会科学総合分野というものもあります。
実は、社会科学部がどこに似ているかというとまさかのSFCです。
SFCの総合政策学部に似ています。幅広くやるっていう意味では。
ただし、SFCがどちらかというと最先端のことを幅広くやるのに比べて、こっちは伝統的な学問を幅広くやります。
全然違います。
自分にとってどっちが面白いか。
面白いのはここで、ゼミナール。
どんな専門分野があるかっていう時に、もうはっきりと政治、法、商、経済って分かれているのです。また 社会科学全般あるいは文学とか理系のゼミもありますので、社会科学部に入ってからまさかの日本の歴史とかマスコミの研究とか労働研究といったように、かなり広い領域の面白い勉強ができる。
個人的にはこの学部とても楽しいです。
政治経済とか商学部とかに入っちゃってからなんか自分でやりたいことと違うという場合に学問分野を変更することって難しいです。
でも社会科学部だったら、興味が変われば理系に行ったっていいし文学をやったっていい。大きくは政治、経済、法、商そういったことができる。
そういう点でなかなか他の大学にはないユニークな学部なので、個人的な社会科学部とてもおすすめです。
ずっと昔は、その政治経済学部や法学部や商学部よりも、二番手みたいなイメージがあったんですけど、今となっては あまりそういった差はないし、社会に出てしまえば社会科学部だから劣るなんて扱いを受けることは一切ありません。
ぜひ自信を持って受けてほしい。校舎もピカピカですしね。
大変楽しくていい学校だと思いますよ。
頑張ってください。
ありがとうございました
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