皆さんこんにちは、山内太地です。
今日は「上智大学の学校推薦型選抜(公募制推薦)」について解説します。
早慶上理の一角として知られる上智大学。
一般入試の難易度が高いイメージから「自分には関係ないかも…」と思われがちですが、
実は今、学校推薦型選抜(公募制推薦)で大きくチャンスが広がっている大学でもあります。
今回は、上智大学の学校推薦型選抜(公募制推薦)の特徴・募集人数・出願資格・試験内容と、
どんな準備をすれば合格に近づけるのかを詳しくお話しします。
上智大学は、キリスト教系の伝統を持つ最難関私立大学の一つです。
いわゆる「早慶上理」グループ、あるいは「早慶上智」と呼ばれることもあり、
英語教育・国際性・グローバル人材育成に強いイメージを持たれています。
一方で、一般入試・共通テスト入試だけで入学する割合は減少傾向にあります。
現在は総合型選抜・学校推薦型選抜の比重が高まっており、「推薦で挑戦できる難関大」になりつつあります。
上智大学には、指定校・カトリック高校対象・海外修学経験者・国際バカロレア・外国人入試など、
さまざまな推薦・総合型入試がありますが、
今回は誰にでも門戸が開かれている「公募制推薦」に絞って解説します。
学科ごとの詳細は省き、学部全体のおおよその募集人数は次の通りです(公募制推薦のみ・目安)。
学部ごとに違いはありますが、
早稲田・慶應などと比べても、公募制推薦の定員がかなり多いのが上智大学の大きな特徴です。
「いい意味で“推薦大学”と言えるくらい、推薦での受け入れ枠が厚い」状態です。
つまり、「上智が第1志望なら、一般入試だけでなく公募制推薦も必ずチェックすべき」と言えるでしょう。
「上智の推薦なんて、評定も英語もものすごく高くないと無理では?」
そう思う方も多いですが、実際の基準を見ると「高いけれど、手が届かないほどではない」ラインに設定されています。
もちろん、「上智=英語が強い大学」なので、
英語が全く苦手な状態では厳しいのは事実です。ですが、
「英語力だけを極端に高く要求してふるい落とす」のではなく、
一定ライン(例:英検2級)を“参加資格”として、その先は学問への関心や志望理由で勝負させる
というメッセージが読み取れます。
他大学のように「英語資格だけやたら高くて、取れないと土俵にすら乗れない」というタイプではなく、
「英語はきちんと頑張った前提で、その上で個性・学問的関心・適性を見る入試」になっていると言えます。
公募制推薦の基本的な流れは、
多くの学部で、自己推薦書+学科指定のレポート(特定課題)が課されます。
例えば、文学部哲学科では、「なぜ私は哲学を学ぶのか」といったテーマでレポートを書かせるなど、
志望分野の本を読み、学問への興味を深く掘り下げてきたかが問われます。
上智大学側は、
といった「準備の深さ」を非常に重視しています。
単に「哲学に興味があります」「心理学を学びたいです」ではなく、
「上智の哲学科でこの先生のこういう研究に惹かれている」「上智ならではのカリキュラムに魅力を感じている」
というレベルまで突き詰めておくことが合格の鍵になります。
上智大学は、「テストの点だけでは測れない、使命感と専門分野への強い関心を持つ学生」を求めています。
特に、公募制推薦では、
が一貫しているかどうかがチェックされます。
ポイントは、
山内先生も、
「上智は“マッチングの大学”。大学の価値観と自分が合っているかが何より重要」
と強調しています。
上智大学の学校推薦型選抜(公募制推薦)は、
「上智に入りたくてたまらない人」のための入試と言ってもいいでしょう。
高校での勉強・評定・英語資格をしっかり整えつつ、
志望分野の読書・探究・レポート作成を通して「上智で学ぶ理由」を深めていくことが合格への近道です。
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