皆さんこんにちは、日本の大学全部行った男・山内太地です。
今回は筑波大学の総合型・学校推薦型選抜について解説します。
筑波大学は、首都圏の国立大学の中でもトップクラスの規模と多様な学問領域を誇る大学です。
東京大学にもない芸術・体育の分野を有し、医学部も設置しています。
元々は東京教育大学という名称で東京都内にありましたが、現在は茨城県つくば市に移転。
つくばエクスプレスの開通によりアクセスも改善され、千葉大学・横浜国立大学・東京科学大学と並ぶ人気国立大学の一つです。
筑波大学では、総合型選抜を「AC入試(アドミッション・センター入試)」と呼んでいます。
対象は一部の学群で実施されています(筑波は「学部」ではなく「学群・学類」制度)。
主な募集人数(概数)は以下の通りです:
学群ごとに少数精鋭の募集であり、探究性・独自性を強く重視した選抜です。
筑波大学では、学校推薦型選抜を「推薦入試」と呼んでいます。
募集規模は非常に大きく、ほとんどの学群で実施されています。
主な定員は以下の通りです:
共通テストを課さない推薦枠も多く、国立大学としては非常に特徴的です。
特に医学類においても共通テストを課さない推薦入試が存在する点は注目です。
筑波大学は、「点数勝負ではなく、天才・探究型の人材」を求めています。
東大のような一律的な学力競争ではなく、筑波の研究や学問に価値を見いだせる学生に来てほしいという方針です。
そのため、地方の高校からも「探究活動・コンクール・研究活動」で光る生徒が合格しています。
「偏差値ではなく情熱と継続力」が重視される入試です。
何かに夢中で成果を出している人は、ぜひ挑戦すべき入試といえます。
基本的な構成は以下の通りです:
国立大の中では比較的オーソドックスな推薦入試ですが、志望理由の深さや探究活動の具体性が評価ポイントです。
AC入試は、まさに「高校生研究者」を求める入試です。
一次試験は自己推薦書・志望理由書などの書類選考、
二次試験では面接(約30分)+口頭試問を実施。
特に注目すべきは、アドミッション・ポリシーに記された以下の要件です:
つまり、短期的なボランティアや一過性の活動では評価されません。
高校生活の中で、テーマを持ち、長期間にわたり取り組んだ探究・研究活動が必須です。
筑波大学の公式サイトには「AC入試レポート集」が掲載されており、実際の合格者の活動レベルを知ることができます。
以下はその一例です:
このように、大学研究に近いレベルの探究を求められる入試です。
SNSや公式サイトで情報を調べ、合格者のアプローチを理解することが重要です。
筑波大学は、高校のうちから研究者的素養を持つ人材を求めています。
ただ推薦枠を広げるのではなく、才能・探究心・継続力を兼ね備えた高校生を選抜したいという強い意図があります。
「大学で研究したい」という明確な目的と覚悟を持った受験生にこそ、チャンスがある入試です。
筑波大学の入試は、総合型(AC)・学校推薦型ともに実施。
推薦入試は比較的オーソドックスですが、定員が広く全国から挑戦できる形式。
一方、AC入試は研究者志向・探究型人材の発掘を目的としており、継続的な活動と明確な研究意欲が鍵です。
筑波を目指すなら、「入試で評価されるための活動」ではなく、自分の探究を磨き抜く姿勢を大切にしてください。
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