こんにちは、山内太地です。
今回は高校生からの質問、「薬学部ってどこがいいんですか？」にお答えします。
先に結論を言うと…
「薬学部どこがいい？」と聞いている時点で、まだ薬学のスタートラインに立てていません。
でも大丈夫。理由があります。
薬剤師国家試験は、大学ごとに毎年「合格者数」「合格率」が全部公開されているからです。
まずは必ずそのデータを自分で確認しましょう。
さて、薬学部には大きく２種類あります。
① 薬剤師になるための「6年制薬学科」
② 研究職を目指す「4年制薬科学系学科」
まずここを理解していない人が非常に多いです。
薬剤師になる場合は、必ず6年間の薬学専門課程が必要です。
「大学＝4年」のイメージだと危険。薬学は医学部と同じく6年です。
そして大学選びで最優先にするのは、
薬剤師国家試験に強い大学かどうか。
一般的には、
✔ 国立・公立は学費が安く研究水準が高く、合格率も高い
✔ 名門私立にも強い薬学部が多い
逆に、合格者数が極端に少ない大学は注意が必要です。
「合格率だけ高い＝受験させていないだけ」のケースもあります。
「薬剤師にはならない。研究がしたい」
そんな人が進むのが4年制（薬科学・生命薬科学など）。
こちらは薬剤師にはなれませんが、
製薬会社の研究・開発職、大学での研究などを目指す道です。
東京大学・京都大学など最難関大学は、むしろ
薬剤師より研究コースが主流です。
4年で終わるわけではなく、ほとんどの人が大学院へ進学します。
まとめるとこうです。
薬学部は軽い気持ちで入ると大変です。
ただし、正しく選べば一生食べられる強い専門職です。
ぜひオープンキャンパスで必ず話を聞き、自分の将来像と照らし合わせてください。
頑張ってください！
ありがとうございました。
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