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「教育問題を学問にしよう!」―体罰、ブラック校則、教員の長時間労働など、学校の問題を学問として考える―

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はい。みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。

本日は名古屋大学教育学部教授の内田良先生からお話をお伺いします。
先生どうぞよろしくお願いします。

はい。よろしくお願いします。
※以下内田先生青文字表記

教育問題を学問にしよう

高校生あるいは中学生であっても学校の校則って
何でこんなに理不尽なんだろうとか、
学校や先生から押し付けられること納得いかないとか、
どうしてやりたくもない勉強をやるんだろう
みたいにみんな一度はどうして私たち僕たちは教育を受けてるんだろう、教育って何だろう
あるいは部活の問題とか、いろんなことに関心を持つと思うんですね。

この教育問題に関心を持った人が
例えば大学で教育学を専門にすればそれを研究できるということで、
今日は内田先生が取り組んでらっしゃる
教育の問題についてお話をお伺いしたいと思います。

学校リスクとは

あの先生、学校リスクということを
ご研究されているということなんですけど
これは具体的にはどういったことなんでしょうか。

はい。僕は実は元々自分自身の経歴だけを言うとね、
大学院生の頃は児童虐待家庭の子供の問題・リスク
のことを研究してたんですね。
で、もちろん家庭もひとつの教育の場ですので全然教育学でやれるんですけれども、
同時にやっぱり教育学の中心っていうのは学校教育ですので、
家庭の中の子供の問題だけではなくて
学校の中でどんな苦しみあるいは被害にあってるんだろうみたいなことで、
子供が学校生活においてどういうリスクあるいは理不尽なものあるいは
いろんな負担に出会うのかってことを考え始めたんですね。

特にやっぱり大きいのは子供がスポーツとか
いろんな活動して命を落としちゃう
ということで
子供が死んで嬉しいわけは誰もいないですから、
これはもう最大の重大な問題だということで、
子供の死亡事故スポーツが多いんですけど、
スポーツ事故のいろんなデータを集めて分析をすると、
こういう活動の時にたくさん亡くなってるから
なんか防止策を考えた方がいいねっていうことをやってきた
んですね。

それと、実はそうやって子供のいろんなリスクのことを見ていくと、
実はさっきのスポーツ指導なんかそうですけれども、
活動がものすごい過熱していく中で子供もクタクタになって倒れていくなんてことがあるんですね。
でもそれって別の見方をすると、
先生もずっとそれ付き添ってんのって話なんですね。
教員も実はかなり長時間の部活指導してるんですね。
教員自身もいろんな負担としてそれを感じてるところがあって、
もう先生もクタクタで子供も倒れる、そんなのすごい不幸だよねっていうことで
今は子供のリスクと同時に教員もいろんなリスクを学校の中に抱えてる。
特に長時間労働のリスクですね。
そういったことも学校の中で抱えてるって事で、それを広く
子供のリスクも教員のリスクも合わせて学校リスク
っていう形で広く捉えてるということですね。

体罰はなぜ無くならない?

例えばその部活の指導で先生が暴力を振るうみたいな
ニュースが絶えないんですけど、
これはなぜなくならないんでしょう。

僕は実は学校リスクの中でも、
特に自分の中で中心的な課題においているのが今みたいに体罰。
それは何で僕の関心かっていうと、
体罰って例えば子供の鼓膜を破っちゃったとか
ビンタして骨折させちゃったりとかあるいはそれが過去にもあった
で今回もそれ見つかったの2回目で3回目だ、って
実はそういうこと何回も見つかったりしても
、実は全然教員ってクビにならないんですね。
子供からしたらすごく迷惑な話ですよ。
でもなんでクビにならないかって言ったら、
それは指導の一環でしたって話になるんですよ。
よく行きすぎた指導でしたっていうフレーズが使われるんだけど
つまり子供のことを真剣に教育してたんです、と
真剣にやってたけどちょっと度が過ぎました。
だからごめんなさいって話になるんですね。

そうすると、仕方ないよねっていう風な、本人も悪気があったんじゃないからね
っていうことで、めちゃくちゃ処分が緩いんですね。

僕はそういう風に教育だと言って許されていって、実はその一方ですごい重大なリスクがあるのに
それが教育だって許されていって人が倒れていく状況
教育って言った途端にいろんなものがこう蓋をされていくあるいは
美談にされていったりしてなかったことにされていくような
そういった教育っていう活動そのものが持つ負の側面に注目してるんです。
だから学校リスクの中でも教育だと言って許されながらやっていって
みんなが倒れていくような状況
を特に僕は関心があるんですね。
それがまさに学問としての教育なわけですよ。
教育って何だろうって考えた時に、
確かに子供をのびのび成長させていくんだって
いうふうなことを子供の成長を追ってくっていうのが教育なんだけど、
そうやって子供を成長させるんだ、っていうすごく大事な目標の裏で
人が子供がバタバタ倒れてると、
しかもそれは長時間の練習と絡んでくるのであれば
教員も土日を犠牲にしてるんだっていう意味ではすごく
教育っていう名のもとに何か結構みんなが無理やり苦しいことやってるんじゃないの
っていう風なそういったすごく真相の意識が僕の中で
教育っていう活動の負の側面ということを深いレベルで捉えたいなと思ってます。

学校現場の問題は改善されているのか

内田先生の方ではそうしたその教育で起きてる問題点に対して、
いろいろメディアを通して提言なさったり、世の中に発信してると思うんですけど
そのことによって学校現場で起きている悪いことが、
何か改善されたことというのはございますか。

僕の研究の成果の報告みたいなことになっちゃいますけれども、
例えばね、僕はまさにこれ学問の非常に興味深いところであり、
面白いところでもあるんだけれども、
実はもう十数年前ですけどね、
僕は学校リスクってことをまだそんなに意識してなかった頃
学校の子供の死亡事故のことをちょっと調べてみようかなと思って
いくつかの国の資料とか取って、
子供は何人亡くなっているかっていうのが過去を通して
それが統計になっていて、こういう事故のこういうところで
たくさん亡くなってるんだみたいなデータ
があるのかと思ったら、
全くないんですね。
子供の死亡事例が紹介されてるだけ。
死にましたってのは数行程度紹介されてるそういった本があるだけで
これじゃあ何で何件なくなってるかもわからなくては対策立たないじゃんって思って
過去20年分ぐらいの子供の死亡事例が数行ずつ乗ったその本を
集めて全部その事例を一つ一つをカードに切り貼りしていって
仕分けするって作業を実はやったんですね。
これがまさに学問なんですよ。
丁寧にちまちまちまちまと調べ物をして、何か事実を掴んでくっていうことなんです。

で、こうやって分類していくと、
あれ、柔道でめちゃくちゃ人が死んでるんじゃんって、
しかもそれはほとんどが中1と高1っていうふうなことも、
件数の中で事例を数えればわかるわけですね。
過去25~6年だったかな、で100人以上が死んでるっていうデータがそこから見えてきて
ほとんどが中1と高1、ほとんどが5月から8月
これ初心者の問題じゃんって
、受け身も取れないまま頭打って死んでるんですね。
ということが事例が集まることで見えるんですね。

それを世に出すと、初めてみんな
柔道確かに頭打ちやすいよねって思ってても、
そうだったんかいっていうのはすごくはっきりわかるんですね。
しかも今回柔道が頭打ちやすいっていうのはみんな感覚的にわかってたんだけど、
データによって分かってきたのが、
5月から8月、初心者だっていうのが
かなり科学的なデータとしてパッと分かってきたわけですね。

そうすると実はね、現場も対策取りやすいんですよ。
なんだ柔道が悪いっていうことではなくって初心者のトレーニングの問題だったんだって
そうやってすごく具体的な対策が立つんですね。

そしてそこで初心者の5月から8月の間を
受け身の練習を丁寧にするっていう
対策を学校がやってくれたんですね。
一気に死亡事故0件ですよ。

死亡事故ゼロ!?

一気にゼロ。毎年3人4人亡くなってたのが
その後はもうかれこれ10年近くで頭を打ってなくなったの1件だけ。
もちろん問題なんだけど、
毎年3人4人死んでたのが急にほぼ0件になってしまったっていう
こういう風に丁寧にデータを集めてそれを出していくっていう
それが現場に還元されていく
ってことですよね。

そういう風にして教育って、その場でどう教えるかって
いうのをみんな教育って想像するんだけど
こういう風に学校に関わるデータを集めて、それを世に出して、
またマスコミが反応していってみんなで考えていくと。
それは巡り巡って現場に届くんですよね。

そして子供の命が守られていくわけです。

そういった意味で学問としての教育って
すごく現場から遠いのかと思われるかもしれないけど
ちゃんと現場のこと意識しながら分析を
ずっとやっているということですね。

今高校で、学校というものに何か理不尽さを感じている
この動画を見ている生徒の皆さん
大学で教育学を学べば、実は学校や世の中は変えられるんだということを
内田先生が証明してらっしゃいますので
ぜひ皆さんも後に続いていただきたいと。

それはもう喜んで本当にね。
そういう問題意識持った学生さんってやっぱ僕の所に話しかけてくれるんですね。
先生こういうことをちょっと違和感あるんだけどって
この前も学部の学生さんが
それはでもね教育学部じゃないところの学生さんでしたよ。
あの広く他の学部も教えることありますから。
そうしたら、教育学部じゃない学生も、
学校のなんか教員のいろんな暴言とか
私すごく気になってるんですっていうこと、
他の学部の学生さんが僕に聞いてくれて、
だったらこういう本読むといいよみたいな紹介をする。
もちろん教育学部の学生さんだったら、
もっとそういった質問僕んとこにたくさん来るんだけど、
そういう風にこれまた学部もね、
仮に皆さんの志望する学部は違ったとしても
全然学部を超えて質問に来てくれればいいし、
そうしたら、僕はだって子供のこと考えてくれる若者だよ。
その人にはもう是非ともいろんな情報を提供して
子供の色んな事故やハラスメント被害を減らしてねっていうふうなことを
伝えるわけです。

だから本当に教育学部に来れば
もちろんそれを専門的に皆さんやりますけれども、
仮にそうじゃないとしてもぜひ
教育学部の教員にもね、声かけてもらって、

で、本当に子供たちが学校の中で苦しまないように
そこをみんなで考えていくっていう。

それは必ず考えていけばいろんなルートを通して、
現場に届くとそう信じてみんなで頑張っていきましょうね。

はい。というわけで
教育問題に関心をお持ちの高校生受験生の皆さん、
あなたが大学で内田先生のように教育学を学び、
世の中も学校も変えていけるんだということで
大変前向きなお話先生ありがとうございました。

ありがとうございました。

ご視聴ありがとうございました。

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