皆さんこんにちは、山内太地です。
今日は「言語聴覚士になれる国立(公立)大学と、県立広島大学を目指すうえで知っておくべき現実」についてお話しします。
理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・臨床工学技士・柔道整復師など、
リハビリ・医療系の資格が取れる大学は日本中にたくさんあります。
しかし、「言語聴覚士になれる国立(公立)大学」は、事実上 県立広島大学にしかありません。
東京にも大阪にも、同じ条件の大学はありません。
まずは、言語聴覚士を目指すうえでの大学の選択肢を整理しておきましょう。
そのため、「言語聴覚士になりたい」「どうしても国公立で学びたい」という
学力の高い生徒さんが、全国から県立広島大学に集中する構図になっています。
当然のことながら、県立広島大学の言語聴覚士コースは全国的にも屈指の難関です。
県立広島大学には、総合型選抜・学校推薦型選抜も用意されています。
言語聴覚士を目指す高校生は、強い志望理由を持っていることが多いため、
推薦で挑戦する人も少なくありません。
しかし、ここで注意しなければならないのが、
「広島県民優先」であるという事実です。
さらに、推薦の書類選考では、
「広島県で言語聴覚士として、どのように地域医療に貢献したいか」
といった内容の文章を書かせることが多く、
「広島で働く意思・覚悟」があるかどうかが厳しく見られます。
福岡・兵庫・東京など、遠方から受けに来る受験生もいますが、
「資格さえ取れればどこでもいい」「地元に戻って働きたい」というスタンスでは、
県立広島大学側としてはなかなか合格させにくい、というのが現実です。
県立広島大学の推薦を検討する人は、まずは
ことが必須です。
特に、「なぜ広島県で、言語聴覚士として働きたいのか」を、
自分の言葉で語れる準備をしておかなければ、書類選考で非常に苦しくなります。
単に、
といった理由だけでは、県立広島大学が求めている学生像とはズレてしまう可能性が高いのです。
ここで、あえて少し厳しい話をします。
「言語聴覚士になれる国(公)立大学が県立広島大学にしかないから、ここを志望します」
という相談を受けて、志望動機を深掘りしていくと、
「本当にそこまで言語聴覚士にこだわっているのか?」
という点が、かなりあいまいなケースも少なくありません。
たとえば、
といった理由だけで選んでしまうと、
「他の医療系職種(理学療法士・作業療法士・看護師など)でもいいのでは?」
という問いに耐えられなくなります。
県立広島大学を本気で目指すのであれば、
この3つの問いから逃げずに、自分の中で答えを持つ必要があります。
ここまで読むと、
「じゃあ、県立広島大学は無理だから諦めたほうがいいの?」
と思うかもしれませんが、そういうことではありません。
大事なのは、
を、冷静に考えることです。
もし、
「県立広島大学でなければならない理由」がないのに受験しても、合格は難しい。
だからこそ、覚悟と志望理由を自分で何度も問い直すことが大切なのです。
県立広島大学の言語聴覚士コースは、
という、非常に厳しい入試です。
ですが同時に、
「本気で言語聴覚士を志し、広島で地域医療に貢献する覚悟を持った人」にとっては、確かに開かれている門
でもあります。
自分は本当に何になりたいのか。
どこで、誰のために、どんな医療を提供したいのか。
その答えをしっかり持ったうえで、ぜひ進路を選んでください。
メガスタでは、総合型選抜・学校推薦型入試と一般入試の両方について、
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「志望校に合格したい」「医療系の進路で悩んでいる」という方は、ぜひ相談してみてください。
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