【保護者必見】大学の学費で失敗しない4つのチェックポイント

皆さんこんにちは、山内太地です。今日は学費が高い大学に注意すべき４つのポイントについてお話しします。

保護者の皆様、私立大学の学費が高くて大変ですよね。今では奨学金を利用している学生も増えています。もちろん、少しでも学費が安い大学のほうが良いという話ではありません。教育の質はまた別です。

ただし、大学を選ぶ際に「学費が高くなりやすい仕組み」を理解していないと、入学後に思わぬ出費に苦しむことがあります。そこで今回は、気をつけるべき４つのポイントを紹介します。

① 学費のスライド制に注意

まず１つ目は、学年が上がるごとに学費が上昇する大学です。

例えば、１年生のときは入学金25万円・授業料110万円だったのが、２年生になると授業料が120万円、３年生では130万円と上がっていく大学があります。これを「学費のスライド制」といいます。

もちろん教育充実のために必要な制度ですが、保護者がこの仕組みを知らないまま進学すると、年々上がる学費に備えられないケースがあります。学費が年々上がる大学では、将来の分も見越して準備することが大切です。

② 入学金抜きでも高額な大学

２つ目は、入学金を除いても学費が高い大学です。

多くの人は「初年度納入金」だけを見て判断しがちですが、注意が必要です。たとえば、ある私立の工業大学では、１年生の初年度納入金が入学金込みで170万円だとします。ところが、２年生・３年生になっても170万円のままという大学があります。

つまり、入学金がなくなる分だけ学費が下がると思いきや、実際は下がらないのです。このように入学金抜きでも高額な大学は存在します。特に理系や芸術系大学ではこの傾向が見られるため、注意しましょう。

③ 諸経費・設備費が高い大学

３つ目は、授業料以外の「諸経費」「設備費」などが高額な大学です。

授業料が100万円と書かれていても、その横に「設備費20万円」「諸経費10万円」と書かれていませんか？ 実際には年間130万円が必要になるケースもあります。

また、大学によってはパソコンの購入が必須で、大学指定のものを購入しなければならないこともあります。この場合、初年度にさらに数十万円の費用がかかることになります。

④ 留学費用に要注意

４つ目は、留学にかかる費用です。

最近では留学制度を設ける大学が増えていますが、注意すべきは「留学中も日本の大学に学費を払う必要があるかどうか」です。

たとえば、３年生で１年間アメリカの大学に留学する場合、留学先に300万円、日本の大学にも150万円払わなければならないケースもあります。中には、日本の大学の学費が免除される場合もありますが、そうでない大学もあります。

留学費用が二重になる大学もあるため、留学制度の仕組みを事前に必ず確認しておきましょう。

まとめ｜保護者が理解して準備することが大切

ここまで紹介したように、大学によって学費の仕組みや負担額は大きく異なります。大切なのは、「想定外の出費を防ぐために、保護者が仕組みを理解しておくこと」です。

学費のスライド制、入学金抜きでも高い大学、諸経費・設備費が高い大学、留学費用の負担――この４つを把握していれば、安心してお子さんを大学へ送り出せます。

お子さんの志望大学を選ぶときは、学びの内容だけでなく、こうした費用面もしっかり確認しておきましょう。

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