コスメを学ぶ進路戦略：理学部？工学部？薬学部？“コスメ学科”に縛られない受験の真実

皆さんこんにちは、山内太地です。
今日は高校生の方からのご質問、「化粧品について学びたいが、佐賀大学のコスメティックサイエンス学環しかありませんか？」にお答えします。

結論はNO。学部・学科名だけで大学を探すのはNGです。
化粧品分野はもともと化学・生物・材料・薬学・農学（生物資源）の横断領域。学部名が「コスメ」でなくても、以下の系統で十分に学べます。

• 理学部：化学科／生物学科
• 工学部：応用化学／材料化学／化学工学
• 薬学部：製剤設計・機能性成分・安全性評価
• 農学系：生物資源・発酵・天然物化学・機能性評価

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探し方のキモ：「先生（研究）」で探す

「コスメ学部」という看板にこだわらず、教員の専門と研究テーマで大学を比較しましょう。

1. 研究キーワードを決める（例：製剤、乳化、界面活性剤、香粧品安全性、皮膚科学、天然由来機能性、発酵、ナノカプセルなど）。
2. 大学サイトの研究室ページ・教員業績で該当テーマの教員をリスト化。
3. 学部名が違っても、卒論・大学院でピタッとハマる道があるか確認。

恐竜分野の例え話（発想の転換）

「恐竜学部」は福井県立大学などに限られますが、恐竜研究は地球科学・地質学・古生物学で各大学に指導者がいます。
同様に、コスメも“学部名”ではなく“研究内容”で広く探すのが正解です。

進路設計のポイント

• 学部で基礎力（有機／物理／分析化学、生化学、材料・界面・薬理の基礎）。
• 大学院で専門性を尖らせる（修士推奨：製剤設計・安全性・機能性評価・産学連携PJ等）。
• 成果物（研究ポスター・コンテスト・外部発表）を積み、ポートフォリオ化。

学部名に縛られず、学問分野×指導教員でベストマッチを見つけましょう。応援しています！

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