【動物好き必見】「理学部生物学科」で本当に”動物”を学べる？大学・学部選びで失敗しない探し方

皆さんこんにちは、山内太地です。
今日は「動物に興味がある人のための学部選び ― 理学部生物学科だけじゃない進路の考え方」についてお話しします。

「動物が好きなので、理学部生物学科に進みたいです」という相談をよく受けます。
もちろん理学部生物学科で動物研究ができるのは事実ですが、
実は“動物を学べる学部＝理学部生物学科だけ”ではありません。
むしろ農学部を含めた方が進路の選択肢が一気に広がるのです。

🎓 理学部生物学科だけが「動物の勉強の場」ではない

多くの人が、

• 「動物が好き」＝「理学部生物学科一択」

と考えがちです。
しかし実際には、

• 理学部生物学科を設置している大学は意外なほど少ない
• 難関国立大学に集中しており入試難度も高い

という現実があります。

もちろん東大や京大の理学部で動物研究をするのは素晴らしい選択です。
ですが、理学部だけに絞ると“受験可能な大学”が極端に少なくなるのが大きなデメリットです。

🌾 農学部という強力な選択肢

動物分野を志す人には、農学部が非常に魅力的な選択肢になります。
そして、農学部の中には、

• 畜産学・動物科学
• 生物資源科学
• 動物の生態・行動・福祉を扱う研究室

など、幅広いアプローチがあります。

特に知っておいてほしいのは、

農学部＝家畜だけ、というイメージは完全に誤解です。

実際には、

• 岐阜大学応用生物科学部のように野生動物研究が可能
• 動物園・水族館への就職実績がある大学も多い
• ペット（犬・猫）に特化した研究室を持つ大学も存在

など、農学部は動物分野の“総合プラットフォーム”と言えるほど幅広いのです。

🧪 理学部でしかできない研究もある

一方で、理学部だからこそ扱える基礎研究があります。

• 進化生物学
• 行動生態学
• 分子生物学・細胞生物学

こうした基礎科学寄りの研究は、やはり理学部が強い傾向にあります。

つまり、

「どんな動物を、どの視点で学びたいか」 この軸で学部を選ぶことが非常に重要です。

🔍 学部・学科の探し方のポイント

結論として、あなたが進路でやるべきことは明確です。

理学部生物学科と農学部動物系学科を“両方セット”で調べる

なぜなら、

学べる内容・就職先・研究室のテーマが大きく異なるからです。

1. ① 理学部生物学科を調べる
   → 研究分野・教授の専門・入試難易度を確認。
2. ② 農学部の動物系学科を調べる
   → 扱う動物・研究対象・卒業後の進路をチェック。
3. ③ 「自分の興味に最も合うフィールド」を選ぶ
   → 学部名ではなく中身で選ぶこと。

💬 まとめ：学部名より「中身」を見よう

動物が好きなあなたへ、大切なことを最後にまとめます。

• 理学部生物学科は難関で設置大学も少ない
• 農学部は動物分野の幅が広く、選択肢も豊富
• 学部名よりも“学べる内容・研究室・進路”を重視すべき

理学部だけを見ていた人は、農学部も必ずチェックしてみてください。
本当にやりたい動物研究に近づけるのは、別の学部かもしれません。

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