皆さんこんにちは、山内太地です。今日は高校生の方からよくある質問、「小説家志望ですが、食べていけるか心配です」というテーマについて話します。
結論から言うと――大丈夫、食べられません。
でも、だからこそ挑戦する価値があるんです。
実は僕自身も作家でした。Amazonで私の名前を検索すれば、書いた本が出てきます。小説ではなくノンフィクションですが、実際に取材して多くの大学を紹介する本を出版しました。
さらに出版社勤務の編集者でもありました。私が編集した本の中で一番売れたのは20万部。ベストセラーです。
それでも正直に言えば、小説家・ライター・ジャーナリストは本当に食べていけません。賞を取っても、次の作品が売れなければ収入はゼロです。週刊誌で記事を書くような仕事も、ネットやスマホの時代になり極めて厳しくなっています。
ですが――「だからやめろ」とは絶対に言いません。
小説家志望の高校生の多くは、小説を「書いていません」。読んでいるだけです。読書は素晴らしいことですが、書かない限り作家にはなれません。
高校生でも応募できる文学賞はたくさんあります。ネットに作品を公開してバズれば、それで作家になれる時代です。実際、そうしてデビューした人もたくさんいます。
部活が忙しい、勉強が大変――それでも書く人は書いています。本気で小説家になりたいなら、今すぐ書いてください。
そして賞に応募する、ネットにアップする。それだけです。
最初から作家一本で食べていける人はほとんどいません。多くの小説家は、最初は会社員・公務員・医師などをやりながら副業で書いています。売れたら会社を辞めればいいんです。
僕はあなたに夢を諦めてほしくありません。むしろ本気で書いてほしい。この分野にはノーベル文学賞だってあるんです。日本人の受賞者もいます。夢があるでしょう?
「食べていけるか」ではなく、“書かずにはいられない人”が小説家になる。それだけです。頑張ってください。
ありがとうございました。
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