皆さんこんにちは、山内太地です。
今日は「総合型・学校推薦型選抜を受けるのは不利なのか?」という保護者・受験生からのよくある質問にお答えします。
「推薦入試で入ると大学で苦労するのでは?」「就職で不利になるのでは?」という不安を抱く方は少なくありません。
しかし、結論から言えばまったく心配はいりません。
総合型選抜や学校推薦型選抜は、面接・書類・小論文を通じて大学が学生を評価する入試方式です。
つまり合格を出しているのは大学自身の判断。
教授陣が「この学生は授業についてこられる」と判断して合格を出しているのです。
ですから、合格した学生に対して「学力が低い」「入学後に苦労する」といった偏見は誤りです。
なぜなら、東大や早稲田・慶應でも推薦入試を実施しているからです。
入った後に学べる学生でなければ、大学が合格を出すことはありません。
文部科学省の調査によると、令和5年度の大学・短大の中退者は5万6,710人に上りました。
中退理由の半数以上が「進路変更」「学習意欲の低下」「大学生活への不適応」などです。
つまり、大学で学ぶ目的や意義を見失ってしまった学生が多いということです。
この点で、総合型・推薦型入試で入った学生は「なぜこの大学で学びたいか」を明確に考えて入学しており、
結果として中退率が低く、成績・意欲ともに高い傾向があります。
一般選抜が「点数の競争」であるのに対し、総合型・推薦型は“意志と適性”の評価です。
どちらが良い悪いではありませんが、
推薦で入った学生は高校時代から目的意識が高く、入学後の伸びが大きい傾向があります。
また、推薦入試のプロセスは就職活動と非常に似ています。
エントリーシート(志望理由書)→面接→合格という流れは、企業の採用プロセスと同じ構造。
そのため、推薦型で入った学生は就活でも強いのです。
多くの保護者が不安に感じる最大の理由は、入試に十分関われていないことです。
中学受験のように親が主体的に関わるケースが少ないため、情報不足から不安が生まれます。
しかし、総合型・推薦型の入試は家庭でのサポートが可能です。
ぜひ次の3つを親子で実践してください。
これらを親子で話し合うことで、家庭内で自然に面接練習・小論文対策ができます。
そして親子で本気で対話しながら入試に向き合うことが、合格・入学後の充実にもつながります。
「推薦=楽して入る」ではありません。
むしろ、“本気で考え抜いた人が合格する入試”なのです。
ぜひ、家族一丸となってこの入試に挑戦してください。
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いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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