総合型選抜と学校推薦型選抜は、併願できるか！？

皆さんこんにちは。
本日は「総合型選抜・学校推薦型選抜は併願できるのか」というテーマについて、
大学受験アドバイザー山内 太地が解説します。

高校生・保護者の方からよくいただく質問です。
「総合型選抜と学校推薦型選抜は併願できますか？」

📘 結論：併願できる場合とできない場合がある

結論から言うと、併願できる場合もありますし、できない場合もあります。
判断基準はとてもシンプルで、各大学の募集要項に書いてあります。

ポイントは、その入試が「専願」か「併願可」かという点です。

🔒 専願型は「合格＝必ず入学」

募集要項に「専願」と書かれている場合、
その大学に合格したら必ず入学する必要があります。

つまり、専願型の入試では併願はできません。
A大学を受けて合格したら、B大学を受けることは不可、という形です。

🔓 併願可なら複数大学を受けられる

一方で、募集要項に「併願可」と書かれている場合は、
他大学を何校受けても問題ありません。

例えば、
9月にA大学の総合型選抜を受験
→不合格だった場合、11月に同じA大学の学校推薦型選抜を受験
→さらにB大学の総合型・学校推薦型選抜も受験

このように、併願可であれば複数回・複数大学に挑戦可能です。

🏫 国公立大学も「複数回」受けられる時代

保護者世代の感覚だと、
「国公立大学は前期1回だけ」というイメージが強いかもしれません。

しかし今は、
総合型選抜・学校推薦型選抜（年内）
前期・中期・後期（年明け）
共通テストあり推薦
と、国公立大学でも最大5回程度のチャンスがあります。

⚠️ 併願は「やりすぎ注意」

制度上は併願できても、
無制限に受ければいいわけではありません。

総合型・学校推薦型選抜では、
志望理由書や活動実績が大学ごとに必要です。
コピペはできません。

大学の数を増やせば増やすほど、
あなたの負担（時間・労力・お金）は確実に増えます。

💡 私のアドバイス

質問への答えとしては、
「併願可の方式であれば併願できる」です。

ただし現実的には、
A大学・B大学くらいまでに絞るのがちょうどいいケースが多いです。

今の時代、受験のチャンスは確かに増えています。
でも、あなた自身のキャパシティには限界があります。

だからこそ、
「本当に行きたい大学はどこか」をよく考え、
戦略的に併願を組んでいきましょう。

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