こんにちは。本日は明治大学の総合型選抜・学校推薦型選抜について解説します。今日も山内さんと一緒に進めていきます。よろしくお願いします。
明治大学は明治時代に法律学校を発祥とする総合大学で、首都圏受験生からの人気は高く、早稲田大学や慶應義塾大学に次ぐポジションにあるといわれるMARCHのリーダー格です。
一般選抜・共通テスト重視のイメージが強い一方で、地方受験生の支持も厚いのが特徴です。少子化の現在でも難易度は依然として高く、「憧れてもなかなか手が届かない」大学という印象を持つ受験生も多いでしょう。
明治大学では、自己推薦やグローバル型など複数の方式があり、方式ごとに実施学部が異なります。ここでは主な方式と募集規模を学部全体の定員数ベースで整理します。
自己推薦(特別入学試験):文学部40名、農学部40名、国際日本学部12名、総合数理学部10名、商学部22名など。
公募制特別入学試験:商学部35名(共通テスト利用型と、全国商業高等学校長協会会員校対象の方式がある。ここでは共通テスト利用型の35名を指す)。
農学部の地域農業振興特別入学試験:自己推薦とは別枠で9名。
政治経済学部のグローバル型特別入学試験:学部全体で30名。
「一般がメイン」という印象でも、各方式でしっかり募集枠が設けられており、挑戦する価値は十分にあると言えます。
多くの方式で一次選考は書類選考、二次選考で面接・小論文という流れが一般的です。特に志望理由書・自己推薦書は分量が多く、探究の深さが求められるケースが目立ちます。
例:文学部(自己推薦)では「2000字以内」の自己推薦書。お題は①志望学科で何を学びたいか(将来の希望も含めて)②自ら最も高く評価する特定分野や高校時代の研究・学習を、①と関連させて述べ、その際に読んだ著作について意見を述べる、など。
例:農学部「地域農業振興特別入学試験」(食料環境政策学科のみ)は、「私の地域農業振興プラン」を800〜1200字で作成。志望学科卒業後にどのように地域農業振興に関わるか、対象地域の実態を踏まえ、将来プランを具体的に記述します。
点数競争だけでは見えない「学びへの本気」を重視しているのが明治大学の総合型・学校推薦型の特徴です。活動実績の誇示だけでなく、活動を起点に学問へどう関心を深めたかを示すことが大切です。
また、大学教員は「本を読み、研究できる学生」を求めています。志望分野の入門書でもよいので、高校生のうちからしっかり読み込み、引用・要約・批評までできる力を養いましょう。
総合型は「用意された枠に当てはめてもらう」試験ではありません。教授の研究テーマや学部の得意分野と自分の興味をマッチングさせ、その必然性を自分の言葉で表現する力が要となります。
MARCHを一括りにせず、例えば青山学院大学や立教大学と比較して、共通点と相違点を整理。なぜ明治大学でなければならないのかを、差別化と第一志望性として書類・面接で示しましょう。
明治大学は一般選抜の存在感が大きい一方で、総合型・学校推薦型でも確かな募集枠があり、探究の深さと第一志望性が示せる受験生には大きなチャンスがあります。読書・研究の習慣づけ、学部の特色研究、他大学との比較によるマッチングの明確化を早めに進めてください。
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