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集団塾では生徒に対して、以下のような指導方法を取っています。

• ・一人の先生が、多数の生徒に教える。
• ・塾のカリキュラムに沿って授業が進む。
• ・教科書や問題集も塾専用のものが用意されている。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、これらはほとんど、学校と同じ特徴です。塾も学校と同様に年間を通して学習スケジュールがあらかじめ決まっています。

そのため、そのためお子さんが塾のスピードに合わせて勉強しなくてはいけません。分からないところや苦手なところがあっても、どんどん授業は進んでしまいます。

また、生徒が多いので、分からないところがあってもその場で質問をして解決することが難しい場合があります。つまり、集団授業である以上、個々の対策はできないのです。

学校の授業を十分に理解できていて、さらに応用の問題を解きたいというお子さんには集団塾は最適です。ですが、そうでないお子さんにとっては貴重な時間とお金を、ただ使ってしまっているだけの状態に陥りがちなのです。

それでは個別指導塾はどうでしょうか。個別指導では先生1人に対して、生徒が2～3人で教えていることがほとんどです。集団塾に比べて、個別で対応してくれるというイメージがあるかと思いますが、必ずしもそうとは言い切れません。

例えば60分の授業時間で生徒が3人だとすると、単純計算でお子さん1人につき先生が教えられる時間はたった20分ほどです。

また、積極的に質問できるお子さんであれば問題はありませんが、他の生徒がいると質問を遠慮してしまったり、質問することが恥ずかしく感じ、なかなか質問できないでいるケースが多いです。

これではお子さんは、思うように勉強を進めることができません。